グリーンプリンス（1984年生、母カリストベアー）

グリーンプリンス（1984年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のサンプリンス（当時15歳）と交配したカリストベアーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大道牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回、地方21戦11勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

栗田武厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1987年）

7月28日、デビュー戦は赤嶺本浩騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は461kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のギヨクラクに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月29日、中4週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺本浩騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサマーテエストに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月12日、中5週で迎えた3戦目は、勝田浩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンキャプテンに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月26日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上C2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝田浩騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のストロベリーパークに5馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

11月8日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C1（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で勝田浩騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のフラワーメイに2馬身半の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

11月21日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝田浩騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフラワーメイに1馬身の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

12月1日、中0週で迎えた7戦目は、4歳以上B3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で勝田浩騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のケイシユウスマイルに3馬身の差をつけて無傷の7連勝を決めた。

12月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で勝田浩騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカーネルワンダーに3馬身の差をつけて無傷の8連勝を決めた。

4歳（1988年）

4月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で勝田浩騎手（6戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のモガミコーサンに1馬身の差をつけて無傷の9連勝を決めた。

4月24日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上B1-1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で勝田浩騎手（7戦7勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg減らして迎えた11戦目は、菅谷正巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のダイカツネバベントを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月31日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の釧路特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

5歳（1989年）

1月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカルストンペガサスに1馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

3月5日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅谷正巳騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、マヤノアローにハナ差交わされて2着となった。

4月23日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で菅谷正巳騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の紫野特別（京都芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で菅谷正巳騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、5歳以上900万下の加古川特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅谷正巳騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

9月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅谷正巳騎手（8戦2勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅谷正巳騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅谷正巳騎手（10戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で菅谷正巳騎手（11戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で菅谷正巳騎手（12戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のクモギリマルに1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

6歳（1990年）

1月13日、中2週で迎えた24戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で菅谷正巳騎手（13戦3勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月18日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、ハンデ戦の武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で菅谷正巳騎手（14戦3勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月5日、中6週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の下鴨ステークス（京都ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で菅谷正巳騎手（15戦3勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月2日、中7週で迎えた27戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、グラジオラス特別（名古屋ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシケンノーザリーから1馬身半差の2着となった。

7月16日、中1週で迎えた28戦目は、ルビー特別（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた29戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、サマーハンデ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、圓田修騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（1991年）

1月7日、中1週で迎えた31戦目は、初春特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で圓田修騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったバスタードボーイから1馬身差の2着に敗北した。

1月22日、中1週で迎えた32戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、ヒヤシンス特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったグランドソロンから半馬身差の2着となった。

2月4日、中1週で迎えた33戦目は、シクラメン特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は圓田修騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた34戦目は、クロッカス特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で圓田修騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドペッパーに2馬身の差をつけて制した。

3月21日、中4週で迎えた35戦目は、名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた36戦目は、フリージア特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカウォーリアに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月17日、中2週で迎えた37戦目は、東海キング（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。