ラッキードリーム（2018年生、母サクラスリール）

ラッキードリーム（2018年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「幸運＋夢」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時15歳）と交配したサクラスリールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡牧場。2021年に北斗盃、北海優駿及び王冠賞を制してホッカイドウ競馬3歳三冠を達成するなど、重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、林正夫によって831.6万円で落札された。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

5月26日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアイバンホーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月30日、中4週で迎えた2戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサブルドールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝

8月15日、中3週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた5戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1700m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトランセンデンスを鮮やかな末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を掴み取った。

11月3日、中8週で迎えた6戦目は、2歳Jpn3のJBC2歳優駿（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトランセンデンスをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

12月16日、中5週で迎えた7戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

3歳（2021年）

5月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のリーチに1馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

6月17日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリーチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月22日、中4週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のクラウォーに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月3日、中9週で迎えた11戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（4戦4勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

デビュー前

1歳のとき、谷岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、林正夫によって831.6万円で落札された。

池田孝厩舎（川崎）へ入厩。

1月3日、デビュー戦は山林堂信彦騎手を鞍上に据えて、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。13頭立ての5番ゲートからスタート。競走除外となった。

4歳（2022年）

3月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた12戦目は、日吉オープン（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジョエルに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

3月24日、中2週で迎えた13戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、S2のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

4月26日、中4週で迎えた14戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、’22 武蔵国オープン（浦和ダート2000m 雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた16戦目は、中原オープン（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したアトミックフォースに半馬身届かず2着となった。

7月7日、中2週で迎えた17戦目は、橘オープン（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアールスターに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月25日、中6週で迎えた18戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A2（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンナセルに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月29日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るタガノウィリアムを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って優勝

12月1日、中8週で迎えた20戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジンギに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月29日、中3週で迎えた21戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦3勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

5歳（2023年）

2月9日、中5週で迎えた22戦目は、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月5日、中7週で迎えた23戦目は、そのたんお誕生日記念 4歳以上特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のツムタイザンを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

5月4日、中3週で迎えた24戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイプルブラザーを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

6月1日、中3週で迎えた25戦目は、地方重賞の六甲盃（園田ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたグリードパルフェ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、イヌワシ賞（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（8戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウラノメトリアをアタマ差振り切ってファンの高評価に応えた。

9月28日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた27戦目は、姫山菊花賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で下原理騎手（9戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエイシンビッグボスに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月7日、中9週で迎えた28戦目は、園田金盃（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で下原理騎手（10戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6歳（2024年）

2月15日、中9週で迎えた29戦目は、白鷺賞（姫路ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で下原理騎手（11戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトランセンデンスに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

3月19日、中4週で迎えた30戦目は、なにわの畜産ひろば特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で下原理騎手（12戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のドンカポノをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

4月30日、中5週で迎えた31戦目は、楽天競馬×楽天モバイル賞（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で下原理騎手（13戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月6日、中4週で迎えた32戦目は、六甲盃（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で下原理騎手（14戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のユアヒストリーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

9月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた33戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

10月23日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた34戦目は、埼玉新聞栄冠賞（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。