スーパードラゴン（1984年生、母ノーブルスノー）

スーパードラゴン（1984年6月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のナイスダンサー（当時15歳）と交配したノーブルスノーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はレースホース牧場（株）。戦績は、中央平地17戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1988年の朱鷺ステークス(900万下)。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

3月29日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のギョシュウを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月29日、中3週で迎えた2戦目は、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた3戦目は、4歳400万下（東京芝1600m 小雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シアトルダンサーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のブルーヒビキオーを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

7月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下のほおずき賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手（5戦2勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

4歳（1988年）

6月12日、約11か月の休み明けで迎えた7戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で増沢末夫騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のロードランナーを半馬身振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

7月24日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上900万下のふみづき特別（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で増沢末夫騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月6日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上900万下のサードニックスステークス（福島芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で増沢末夫騎手（8戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の新潟日報賞（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で増沢末夫騎手（9戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、スズランセイコーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月10日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で増沢末夫騎手（10戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の朱鷺ステークス（新潟芝2000m 外回り雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で増沢末夫騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワカバプリンセスに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

10月16日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で増沢末夫騎手（12戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のカイウンクインをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

10月29日、中1週で迎えた14戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の秋嶺賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スイートセシールに交わされて2馬身半差の2着となった。

12月11日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は増沢末夫騎手（13戦5勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

5歳（1989年）

1月20日、中5週で迎えた16戦目は、5歳以上1400万下の迎春ステークス（中山芝2500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（14戦5勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の白富士ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（15戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。