シルキーブラスト（1993年生、母カミカゼリツク）
Silky Blast
1993.03.08
シルキーブラスト（1993年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時5歳）と交配したカミカゼリツクが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地25戦5勝2着2回、地方18戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の秋川特別(900万下)。
経歴
デビュー前
星川薫厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1996年）
10月19日、デビュー戦は藤井正輝騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は528kg。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトニーシュタインに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。
11月9日、中2週で迎えた2戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
12月8日、中3週で迎えた3戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るロングハヤトを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を奪取した。
12月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。
4歳（1997年）
1月11日、中2週で迎えた5戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロングヤサカに半馬身届かず2着に敗北した。
2月2日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るレイホーチャンスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って制した。
3月16日、中5週で迎えた7戦目は、鳴門ステークス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。
4月6日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の梅田ステークス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。
5月10日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。
5月24日、中1週で迎えた10戦目は、フィリピン・トロフィー（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。
6月14日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。
5歳（1998年）
5月2日、約10か月半の休み明けで迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上籠勝仁騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトーヨーディプティをクビ差振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。
5月16日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の御池特別（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で上籠勝仁騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。
5月31日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上籠勝仁騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のカネショウテュータを3/4馬身振り切って5勝目を手にした。
6月14日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で上籠勝仁騎手（7戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。
8月23日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の花見小路ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。
9月5日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。
9月26日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。
10月18日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（9戦3勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。
10月31日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上籠勝仁騎手（10戦3勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。
11月14日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の大原ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上籠勝仁騎手（11戦3勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマニンリボルバーにクビ差届かず2着となった。
11月29日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上籠勝仁騎手（12戦3勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。
12月20日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上籠勝仁騎手（13戦3勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。
6歳（1999年）
1月17日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で上籠勝仁騎手（14戦3勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。
2月13日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で上籠勝仁騎手（15戦3勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。
7歳（2000年）
9月3日、約19か月の休み明けで迎えた26戦目は、宮﨑謙一騎手を鞍上に迎えて、サファイヤ特別（上山ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。
10月1日、中3週で迎えた27戦目は、オパール特別（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮﨑謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。
10月29日、中3週で迎えた28戦目は、一般A（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮﨑謙一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月26日、中3週で迎えた29戦目は、トパーズ特別（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮﨑謙一騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。
12月11日、中1週で迎えた30戦目は、水戸賢二騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特別（上山ダート1500m 雪/重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタワールドから4馬身差の2着となった。
8歳（2001年）
6月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のサウンドスポットに3馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。
7月2日、中3週で迎えた32戦目は、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタセイリュウに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。
7月16日、中1週で迎えた33戦目は、一般D（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のテンセイシェーバーに3/4馬身の差をつけて8勝目をゲットした。
9月2日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた34戦目は、一般D（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエンデュアーから3馬身差の2着に敗北した。
10月7日、中4週で迎えた35戦目は、一般D（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のジョウノトレビアンに1馬身半の差をつけて9勝目を収める
10月20日、中1週で迎えた36戦目は、かっこう特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンユーダイから5馬身差の2着に敗北した。
11月10日、中2週で迎えた37戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で北野真弘騎手（6戦4勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンユーダイから3/4馬身差の2着となった。
11月25日、中1週で迎えた38戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で北野真弘騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグランサンテスコに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
12月16日、中2週で迎えた39戦目は、一般C（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で北野真弘騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルチワンダーに2馬身の差をつけて勝利をモノにする
9歳（2002年）
1月19日、中4週で迎えた40戦目は、葉山村あったかハウス特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で北野真弘騎手（9戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のビゼンタイホウをクビ差制して勝利数を12に伸ばす
2月11日、中2週で迎えた41戦目は、一般B（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で北野真弘騎手（10戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。
3月4日、中2週で迎えた42戦目は、一般B（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で北野真弘騎手（11戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。
5月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた43戦目は、一般B（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で北野真弘騎手（12戦7勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。