トゥデイイズザデイ（2019年生、母キトゥンズクイーン）

トゥデイイズザデイ（2019年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「今日が最高の一日」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時17歳）と交配したキトゥンズクイーンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。2024年のカシオペアステークス(オープン)で2着に入った他、2024年の谷川岳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

9月19日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジャスティンロックに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月27日、中9週で迎えた2戦目は、2歳G3の京都2歳ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2022年）

1月16日、中6週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスの梅花賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。4頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚を見せたが、伸びてきたセレシオン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

2月26日、中5週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

7月31日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの出雲崎特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では稲妻のようなを披露したが、3着に終わった。

10月10日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、逃げるセルバーグを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月5日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエバーシャドネーを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2023年）

3月19日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のコミカライズに1馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

5月14日、中7週で迎えた9戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月17日、中4週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの垂水ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したアルナシームにアタマ差届かず2着となった。

7月30日、中5週で迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るルドヴィクスを上がり3位タイの末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

5歳（2024年）

4月28日、約9か月の休養明けで迎えた12戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイショウチタンを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月9日、中5週で迎えた13戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

7月27日、中6週で迎えた14戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、関越ステークス（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたクルゼイロドスル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月27日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したアルジーヌを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。