メイショウチタン（2017年生、母ラルティスタ）

メイショウチタン（2017年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+金属の一種」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したラルティスタが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田牧場。2023年のパラダイスステークス(オープンハンデ)で2着に入った他、2022年のオーロカップ(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって2,052万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月29日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

11月30日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のロジーナに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

3歳（2020年）

2月8日、中7週で迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた8戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスワーヴドンに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月10日、中5週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

6月28日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るルガーサントを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

7月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスのオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（4戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの長岡京ステークス（京都芝1400m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの道頓堀ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月27日、中6週で迎えた15戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2020ファイナルステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたガゼボ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2021年）

1月23日、中3週で迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキアロスクーロに1馬身1/4の差をつけて制した。

2月28日、中4週で迎えた17戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた18戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

5月9日、中4週で迎えた19戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、鞍馬ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（中京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は泉谷楓真騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた21戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のCBC賞（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

9月12日、中9週で迎えた22戦目は、G2の産経賞セントウルステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。17頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

11月14日、中8週で迎えた23戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

5歳（2022年）

7月3日、約7か月半の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデG3のCBC賞（小倉芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月21日、中6週で迎えた25戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

11月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ウインシャーロットにクビ差交わされて2着となった。

12月24日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

6歳（2023年）

1月9日、中1週で迎えた28戦目は、淀短距離ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

2月26日、中6週で迎えた29戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

6月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの松風月ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンのパラダイスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、ビューティフルデイにハナ差交わされて2着となった。

10月15日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた34戦目は、コールドムーンステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

7歳（2024年）

2月25日、中9週で迎えた35戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月28日、中8週で迎えた36戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓の闘魂で渋太く持ち堪えて、最後は2着のトゥデイイズザデイに1馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。