フェスティブドン（2005年生、母クレバーウーマン）

フェスティブドン（2005年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋首領」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時8歳）と交配したクレバーウーマンが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカファーム。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方28戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月1日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3歳（2008年）

2月21日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップレモン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったサウスファングに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月9日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、オーミプレシャスに半馬身交わされて2着となった。

3月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい16着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林徹弥騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

7月2日、中9週で迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の五峰山特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2009年）

2月18日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D2三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったアルアンナに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイソールガイを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月13日、中4週で迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月10日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したスエヒログリーナを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

7月7日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月26日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

9月10日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月20日、中5週で迎えた18戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、惇・元気グランプリ（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコルシカタイムに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月2日、中1週で迎えた19戦目は、はまぎく特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインウラカワを上がり0位の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

11月15日、中1週で迎えた20戦目は、八尾壮年団チャレンジ杯（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバチェラーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

12月1日、中1週で迎えた21戦目は、じんちょうげ特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた22戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

5歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた23戦目は、新春みかんカップ（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（5戦3勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

4月4日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた25戦目は、金沢漆器特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた26戦目は、小松お旅まつり特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月2日、中6週で迎えた27戦目は、古代のロマン能登真脇遺跡特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月3日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、雄仁君金沢競馬場初来場記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた29戦目は、鶴来打ち刃物特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた31戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、一般B4三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた32戦目は、KyuSanバースデー記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。