ダローネガ（2009年生、母カメリアローズ）

ダローネガ（2009年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「椿の品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時8歳）と交配したカメリアローズが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地35戦4勝2着3回、中央障害4戦1勝。2011年のデイリー杯2歳ステークス(G2)で2着に入った他、2013年の小倉大賞典(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,800万円（7万×400口）で一口馬主が募集された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

6月19日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエピセアロームをクビ差振り切って初白星を挙げた。

9月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニシノビークイックを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

10月15日、中3週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったクラレントにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中8週で迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2012年）

2月25日、中9週で迎えた6戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り曇/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

8月26日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタガノエルシコをクビ差振り切って久しぶりの実戦を物にした。

10月1日、中4週で迎えた9戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた10戦目は、G3の富士ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（6戦2勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月15日、中7週で迎えた11戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

4歳（2013年）

1月5日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

2月17日、中5週で迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

5月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2014年）

3月8日、約9か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入った。

4月26日、中3週で迎えた18戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の錦ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月14日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

9月21日、連闘で迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

11月9日、中6週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2014ファンタスティックジョッキーズトロフィー（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したヴァンセンヌにクビ差届かず2着となった。

6歳（2015年）

4月19日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の春興ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたサトノアラジン決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月10日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のピオネロを半馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月13日、中6週で迎えた28戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた30戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7歳（2016年）

1月10日、中2週で迎えた31戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月1日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

6月19日、中6週で迎えた34戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた35戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

10月22日、約3か月の休み明けで迎えた36戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月17日、中7週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のトーアヒミコに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

8歳（2017年）

1月14日、中3週で迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 小雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。