ラリック（1996年生、母マリーンテンダー）

ラリック（1996年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は栗毛。種牡馬のパークリージエント（当時15歳）と交配したマリーンテンダーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂東ファーム。戦績は、地方35戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2000年のオーガスト特別(一般B1二以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

渡部茂夫厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1998年）

6月30日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は431kg。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

12月16日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のウラワンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（1999年）

1月27日、中5週で迎えた3戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’99ベストスパー特別（2）（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたホクセツエンペラー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月15日、中3週で迎えた5戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’99ベストスパー特別（4）（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のアキノビクトリーに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4月28日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のあやめ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦1勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

8月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦のサンフラワー特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

8月27日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳戦の芙蓉特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた10戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

10月9日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、一般C1八九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

11月16日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、一般C1五（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1四イ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた15戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月29日、連闘で迎えた16戦目は、一般C1五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石井勝男騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ハクバシラオイに交わされて1馬身半差の2着となった。

4歳（2000年）

1月20日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1三（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（10戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（11戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後はラシアンスピードと並んで1着同着となった。

2月17日、連闘で迎えた19戦目は、フラワーライン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（12戦2勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月23日、連闘で迎えた20戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（13戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったロックシンガーから半馬身差の2着となった。

3月9日、中1週で迎えた21戦目は、ブラッドストーン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（14戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた22戦目は、一般C1二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤祐樹騎手（15戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったペルルーシュから4馬身差の2着となった。

4月6日、中2週で迎えた23戦目は、陽春特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤祐樹騎手（16戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤祐樹騎手（17戦2勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月4日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のメトロポリタン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤祐樹騎手（18戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ミヨウエイストーンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた26戦目は、見浜特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキタサンステエジを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月9日、中1週で迎えた27戦目は、夏風特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（2戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。最後はグローバルファイタと並んで3着同着となった。

6月28日、中2週で迎えた28戦目は、水無月特別（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサチノテンマに1馬身の差をつけて優勝

7月11日、中1週で迎えた29戦目は、ブルームーン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた30戦目は、’00フレンドリーサドル特別（4）（船橋ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は森下博騎手（4戦3勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のオーガスト特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るネイルザナゲットをハナ差だけ差し切って6勝目を掴み取った。

9月21日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の房総特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（6戦4勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

9月28日、連闘で迎えた33戦目は、ハンデ戦の’00ムーンライトカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（7戦4勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

10月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた35戦目は、薮口一麻騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。