タガノグランサム（2017年生、母タガノグラマラス）

タガノグランサム（2017年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+イギリスの地名」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時16歳）と交配したタガノグラマラスが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。2021年のDASH観音寺新建屋オープン記念(B1)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

3月14日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

5月16日、中8週で迎えた2戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月30日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

8月9日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤井勘一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤井勘一郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた6戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたエトヴァス決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月1日、中7週で迎えた7戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤井勘一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

4歳（2021年）

1月19日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したスナークビシャモンに半馬身届かず2着に敗北した。

2月23日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったツーエムプライドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月24日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェッティーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月27日、中4週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマゴシュナイトに約12馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月26日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイショウホルスに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月7日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で笹田知宏騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバーゲニングパワーに9馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月6日、中3週で迎えた15戦目は、オミナエシ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹田知宏騎手（6戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサラベティに1馬身3/4の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月10日、中4週で迎えた16戦目は、DASH観音寺新建屋オープン記念（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で笹田知宏騎手（7戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマブイーグルに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月13日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で笹田知宏騎手（8戦6勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、勝ったリバーランドに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中9週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で笹田知宏騎手（9戦6勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5歳（2022年）

2月8日、中6週で迎えた19戦目は、姫路カシの木特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で笹田知宏騎手（10戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた20戦目は、ハナモモ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で笹田知宏騎手（11戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた21戦目は、陽春特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で笹田知宏騎手（12戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハギノアグレッシブに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月20日、中4週で迎えた22戦目は、日刊ゲンダイ賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で笹田知宏騎手（13戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマートメイスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

6月24日、中4週で迎えた23戦目は、半夏生『明石だこ』特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で笹田知宏騎手（14戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

11月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた24戦目は、胆振軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で笹田知宏騎手（15戦8勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた25戦目は、オッズパークウインターカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で笹田知宏騎手（16戦8勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6歳（2023年）

1月17日、中2週で迎えた26戦目は、寒風特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で笹田知宏騎手（17戦8勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた27戦目は、食べようひょうごの畜産物賞（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で笹田知宏騎手（18戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、バーゲニングパワーにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

3月30日、中5週で迎えた28戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で笹田知宏騎手（19戦8勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で笹田知宏騎手（20戦8勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

9月29日、約5か月の休養明けで迎えた30戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で笹田知宏騎手（21戦8勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

11月7日、中5週で迎えた31戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は23戦連続で笹田知宏騎手（22戦8勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

12月21日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、近江牛特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で笹田知宏騎手（23戦8勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

7歳（2024年）

1月16日、中3週で迎えた33戦目は、食べようひょうごの畜産物賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で笹田知宏騎手（24戦8勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

2月29日、中5週で迎えた34戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は26戦連続で笹田知宏騎手（25戦8勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

4月3日、中4週で迎えた35戦目は、ハナミズキ賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は27戦連続で笹田知宏騎手（26戦8勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、アントラシートに交わされて1馬身差の2着となった。

4月17日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は28戦連続で笹田知宏騎手（27戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイキザモーメントに5馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5月15日、中3週で迎えた37戦目は、J-PLACEよかわ開設11周年記念（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は29戦連続で笹田知宏騎手（28戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた38戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は30戦連続で笹田知宏騎手（29戦9勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のキングレジェンドをクビ差振り切って優勝

9月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた39戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ウインレゼルヴに交わされて3馬身差の2着となった。

11月13日、中9週で迎えた40戦目は、初時雨特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（30戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。