タイキザモーメント（2017年生、母タイキグラミー）

タイキザモーメント（2017年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+瞬間。タイキの瞬間」。毛色は鹿毛。種牡馬のスピルバーグ（当時8歳）と交配したタイキグラミーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は有限会社ビクトリーホースランチ。主な勝ち鞍は2020年の赤黒の勇者特別(一般C12 C21)。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額2,000万円（10万×200口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月15日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

12月21日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

3歳（2020年）

1月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

4月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

6月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、一般C4-7（門別ダート1200m 雨/良）に56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したツウカイヴィータを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた6戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 雨/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロブソンテソーロに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中3週で迎えた7戦目は、平取町「義経神社」賞（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオーゴンフェアリーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月25日、中2週で迎えた8戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、一般C34 C41（門別ダート1200m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったエムテイオーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月8日、中1週で迎えた9戦目は、北海道日高管内商工会連合会賞（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、沙流川温泉ひだか高原荘賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったジャスパーシャインにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

10月6日、中1週で迎えた11戦目は、百日草特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウインシュトロームに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月15日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、美唄産「雪蔵工房」新米特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったジャスパーシャインに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月27日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、赤黒の勇者特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は亀井洋司騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコクサイルビーをアタマ差振り切って3勝目をつかんだ。

4歳（2021年）

8月6日、約9か月半の休養明けで迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、よっちゃん50歳おめでとう記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のローゼンオルデンをハナ差振り切って圧倒的支持に応えた。

9月18日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月24日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい最後はラブロッソーと並んで8着同着となった。

11月7日、中1週で迎えた17戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた18戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したミキノバスドラムにクビ差届かず2着となった。

5歳（2022年）

4月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた20戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

7月3日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず最後はレリスタットと並んで8着同着となった。

8月28日、中7週で迎えた22戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

2022年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ルシナ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は亀井洋司騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったミラティオに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月5日、中1週で迎えた24戦目は、日高報知新聞創刊70周年特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したノブにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月19日、中1週で迎えた25戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、静内産米「万馬券」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたクインズソフィア決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた26戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、門別でお得なSPAT4（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったジランドールに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6歳（2023年）

1月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

5月19日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったチャイムリープに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額2,000万円（10万×200口）で一口馬主が募集された。

永島太郎厩舎（兵庫）へ入厩。

6月9日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアールグロウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

6月22日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で廣瀬航騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

10月5日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた33戦目は、DASH和歌山開設記念（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したヨシノタルマエを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月1日、中1週で迎えた34戦目は、ルビー賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のメロパールに4馬身の差をつけて制した。

11月15日、中1週で迎えた35戦目は、鳥取食パラダイス畜産物特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したウォータージオードに3/4馬身届かず2着となった。

12月13日、中3週で迎えた36戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったチェリーロシアンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月29日、中1週で迎えた37戦目は、オッズパークウインターカップ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

7歳（2024年）

1月9日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本咲希到騎手（10戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

2月22日、中5週で迎えた39戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ルピナス賞（姫路ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた40戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（姫路ダート1400m 小雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のサンセットベリーに1馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

4月17日、中5週で迎えた41戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタガノグランサムに詰め切れず、5馬身差の2着となった。