ジャスパーシャイン（2017年生、母Golden Made）

ジャスパーシャイン（2017年4月3日）は、カナダで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「カナダの地名+輝く」。毛色は栗毛。種牡馬のViolence（当時7歳）と交配したGolden Madeが20歳のときに産んだ仔が本馬である。2020年の道営スプリント(地方重賞)に勝利した他、2021年のウポポイオータムスプリント(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月6日、デビュー戦は菅原明良騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

2月18日、中5週で迎えた2戦目は、M.ミシェル騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインサドル特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

3月14日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月18日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての13番人気で大外17番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では速い脚を使えず17着に終わった。

7月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

8月18日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアマービレに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月3日、中1週で迎えた7戦目は、ナポリン今年で109年!賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルージーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

9月23日、中2週で迎えた8戦目は、沙流川温泉ひだか高原荘賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイキザモーメントに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月15日、中2週で迎えた9戦目は、美唄産「雪蔵工房」新米特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタイキザモーメントに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月5日、中2週で迎えた10戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（4戦4勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジョウランに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月3日、中3週で迎えた11戦目は、地方重賞の笠松グランプリ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（5戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2021年）

4月22日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、アドマイヤマーズ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手（6戦5勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月27日、中4週で迎えた13戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で阿部龍騎手（7戦5勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、BTC創立30周年記念特別1（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で阿部龍騎手（8戦5勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた15戦目は、ルーラーシップ・プレミアム（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で阿部龍騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウウタゲを半馬身振り切って6勝目を掴み取った。

8月12日、中5週で迎えた16戦目は、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で阿部龍騎手（10戦6勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったイダペガサスに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月23日、中5週で迎えた17戦目は、地方重賞のウポポイオータムスプリント（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で阿部龍騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のイダペガサスに2馬身半の差をつけて7勝目を奪取した。

11月4日、中5週で迎えた18戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で阿部龍騎手（12戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5歳（2022年）

1月8日、中8週で迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの初春ステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

2月19日、中5週で迎えた20戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの播磨ステークス（阪神ダート1400m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず最後はシハーブと並んで8着同着となった。

7月6日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、モーリス・プレミアム（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（13戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた22戦目は、JAバンクよりぞう特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（14戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったヒラソールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中3週で迎えた23戦目は、愛別きのこフェス特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（15戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた24戦目は、ホクレンパールライス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（16戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた25戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のウポポイオータムスプリント（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた26戦目は、がんばれ!馬産地日高特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（17戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したラブミーリッキーにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月9日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（18戦7勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

6歳（2023年）

4月27日、約5か月半の休養明けで迎えた28戦目は、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（19戦7勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた29戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（20戦7勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

7月5日、中4週で迎えた30戦目は、アジサイ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（21戦7勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

8月17日、中5週で迎えた31戦目は、教養センターで騎手を目指せ特別2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（22戦7勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた32戦目は、ロードカナロア・プレミアム（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手（23戦7勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた33戦目は、ウポポイオータムスプリント（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部龍騎手（24戦7勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したケイアイターコイズにクビ差届かず2着となった。

10月11日、中3週で迎えた34戦目は、JA日胆青協60周年“紡”特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で阿部龍騎手（25戦7勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた35戦目は、ドレフォン・プレミアム（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で阿部龍騎手（26戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた36戦目は、道営スプリント（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で阿部龍騎手（27戦7勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

2021年11月16日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

7歳（2024年）

4月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、エトワール賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で阿部龍騎手（28戦7勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。