エイシンレミー（2020年生、母エイシンベティー）

エイシンレミー（2020年2月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエーシンモアオバー（当時14歳）と交配したエイシンベティーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。2023年のル・プランタン賞(牝Jpn3)で3着に入った他、2023年の花吹雪賞(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上正和厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

5月4日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた2戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月12日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の晴れの国岡山畜産物杯（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピオポルトボヌールに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月17日、中4週で迎えた6戦目は、2歳戦の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたピンクマーメイド決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

1月3日、中1週で迎えた7戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の七福神賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のレインボーグレースをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

1月22日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイチノコマチに5馬身の差をつけて制した。

2月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の竜門峡特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月5日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は出水拓人騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月9日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で出水拓人騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた13戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の佐賀ユースカップ（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた15戦目は、佐藤哲三さん来場記念（佐賀ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた16戦目は、オッズパーク・サマーカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた17戦目は、3歳オープンのロータスクラウン賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた18戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月13日、中4週で迎えた19戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダオープン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた20戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の兵庫クイーンカップ（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた21戦目は、北國王冠（金沢ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた22戦目は、笠松グランプリ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

11月29日、連闘で迎えた23戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた24戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4歳（2024年）

1月8日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、ゴールドスプリント（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた26戦目は、黒潮スプリンターズカップ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2月7日、中0週で迎えた27戦目は、及川烈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた28戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のレジーナディンヴェルノ賞（高知ダート1900m 曇/不良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

3月5日、連闘で迎えた29戦目は、松本一心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンのブルーリボンマイル（笠松ダート1600m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた30戦目は、愛知・岐阜・三重の酪農応援賞（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、牝馬限定Jpn3の兵庫女王盃（園田ダート1870m 曇/重）に出走。鞍上は佐々木世麗騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた32戦目は、B級サバイバル（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた33戦目は、ようこそシュヴァル笠松へ特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松本一心騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。