ダンツシュアー（1992年生、母Qui Bid）

経歴

デビュー前

19歳のとき、谷岡正次から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、岡田スタッドによって336万円で落札された。

谷八郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

9月18日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のセンタームービングを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ゴルデンタイムリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（1995年）

1月14日、中7週で迎えた5戦目は、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田原成貴騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマルブツメグミをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

2月18日、中1週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

10月7日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上900万下の嵯峨野特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、イブキハイシーザーに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマルブツアトムに2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入った。

4歳（1996年）

1月21日、中4週で迎えた13戦目は、羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、5着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた14戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

2月24日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のうずしおステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の心斎橋ステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田原成貴騎手（9戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた17戦目は、高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（10戦2勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。

10月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の花背特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたアポロン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月30日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の北摂特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5歳（1997年）

1月12日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（9戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた24戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

5月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

7月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（11戦1勝）。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るフサイチヒロシをクビ差だけ差し切って久方ぶりに美酒を浴びた。

8月30日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の博多ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（12戦2勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

9月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（13戦2勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（14戦2勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月1日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝1200m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（15戦2勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（16戦2勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6歳（1998年）

1月24日、中5週で迎えた32戦目は、5歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で幸英明騎手（17戦2勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で幸英明騎手（18戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンの淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月29日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（19戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

4月25日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都芝1400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（20戦2勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

5月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の薫風ステークス（東京芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（21戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた38戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。