シルバームーン（2010年生、母ホワイトカーニバル）

シルバームーン（2010年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「銀の月」。毛色は芦毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時7歳）と交配したホワイトカーニバルが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方30戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の一般C1三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月4日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚が止まってしまい17着に敗れた。

12月16日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

3歳（2013年）

1月20日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月9日、中6週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

4月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

8月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた6戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ラフィットオフに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月12日、中1週で迎えた7戦目は、赤岩青巌峡賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラメガフレアに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた8戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた9戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月14日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、サクラブリランテにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月21日、連闘で馬体重を前走から18kg絞って迎えた13戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月29日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベニノオーシャンに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2014年）

1月11日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のヤマニンアンビーをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

3月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、岩手春風レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた17戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた19戦目は、クレマチスレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、イッチョマエに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月19日、連闘で迎えた20戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオーミレゴリスに1馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

7月7日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したオーミレゴリスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月28日、中2週で迎えた24戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったモルフェリットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中4週で迎えた25戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のアクイラを半馬身振り切って優勝

9月28日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月12日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた27戦目は、もりおか映画祭2014レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のスマイルリリーを半馬身振り切って5勝目をゲットした。

11月1日、中2週で迎えた28戦目は、Run for JBCレース（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた29戦目は、前沢牛杯（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた30戦目は、盛岡神子田朝市レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のトーワレッテラをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月31日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るダンストゥナイトをクビ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

5歳（2015年）

3月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、新たな希望スタート（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

11月23日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた33戦目は、JA岩手ふるさと奥州牛杯（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（7戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた34戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2016年）

1月10日、中2週で迎えた35戦目は、くずまき高原牧場冬まつり賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。