シンゼンミラクル（2018年生、母ジーエスレインボー）

シンゼンミラクル（2018年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+奇跡」。毛色は鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時9歳）と交配したジーエスレインボーが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社大作ステーブル。2022年のサマーアタック(一般B C)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月21日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず13着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヨリクンロードを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月3日、中3週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

9月4日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず13着に終わった。

9月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

4歳（2022年）

2月5日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

3月20日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は太宰啓介騎手（7戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、みりあちゃんバースデーカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキセキタイムを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

4月28日、中1週で迎えた11戦目は、晩春特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般B5 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアドマイヤグルスを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月14日、中1週で迎えた14戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったオルガンザに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、サマーアタック（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったヤマニンカホンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた16戦目は、恵那山特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアウトストラーダに2馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

8月26日、中5週で迎えた17戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、平湯峠特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた18戦目は、新涼特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦2勝）。5頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

10月21日、中5週で迎えた19戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、カシオペヤ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた20戦目は、菊人形賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた21戦目は、紅葉狩り特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川慎騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた22戦目は、名鉄ブラスバンド部来場（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東川慎騎手（3戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に終わった。

12月9日、中0週で迎えた23戦目は、冬芽賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた24戦目は、冬日和賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川慎騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5歳（2023年）

1月23日、中2週で迎えた25戦目は、雪見特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた26戦目は、立春特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川慎騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた27戦目は、白梅特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で東川慎騎手（7戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた28戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、前田玲奈さん来場記念（佐賀ダート1300m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルグリンダイヤに4馬身の差をつけて5勝目を手にした。