プロティアン（2010年生、母ディナーブレイク）

プロティアン（2010年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「変幻自在」。毛色は鹿毛。種牡馬のElusive Quality（当時17歳）と交配したディナーブレイクが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方36戦6勝2着7回。2012年のサッポロクラシックカップに勝利した他、2012年のウィナーズチャレンジで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山田和久厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

8月23日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマヒナズヒルに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナカノヘイローに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったヨウメイモンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月31日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた6戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るヨウメイモンを上がり2位の末脚でアタマ差だけ差し切って優勝

12月24日、中6週で迎えた7戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の冬桜賞（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3歳（2013年）

1月19日、中3週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

6月13日、中8週で迎えた13戦目は、ミランダ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

10月9日、中4週で迎えた15戦目は、室蘭うずらの卵特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリーベをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

10月24日、中1週で迎えた16戦目は、新ひだか町特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた17戦目は、プリサイスエンド賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた18戦目は、室蘭日本五大工場夜景特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4歳（2014年）

4月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、福寿草特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた20戦目は、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったプリサイスガールに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた21戦目は、タイムパラドックス賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のように急駛したが、勝ったプリサイスガールに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月5日、中1週で迎えた22戦目は、門別プロパンガス事業組合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた23戦目は、夏椿特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で桑村真明騎手（10戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオーノシシャモに3馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた24戦目は、JAとまこまい広域メロン特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったプリサイスガールを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた25戦目は、優駿の里安平町アサヒメロン特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたルーチェ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた26戦目は、紅葉葵特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナモンミライを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月4日、中3週で迎えた27戦目は、しんとく新そば祭り特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた28戦目は、根室さんま祭り特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るプリサイスガールをハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

10月2日、中1週で迎えた29戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

5歳（2015年）

4月29日、約7か月の休養明けで迎えた30戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、黒ラベルThe北海道特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月13日、中1週で迎えた31戦目は、鈴蘭特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた32戦目は、苫電協青年部30周年記念特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた33戦目は、室蘭白鳥大橋ライトアップ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したクリスタルカイザーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた34戦目は、マンハッタンカフェ・プレミアム（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（12戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた35戦目は、石榴特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

7月21日、中1週で迎えた36戦目は、優駿の里安平町アサヒメロン特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（14戦3勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた37戦目は、みついし花だより特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（15戦3勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた38戦目は、北海道野菜王国にったん特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（16戦3勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた39戦目は、向日葵特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（17戦3勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9月15日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた40戦目は、北海道米LOVE特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた41戦目は、キンモクセイ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（18戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月14日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた42戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、新冠町軽種馬生産振興会特別2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた43戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、希望郷いわて国体開催記念一関市賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。