ナムラヒミコ（1994年生、母ダイナハニー）

ナムラヒミコ（1994年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時8歳）と交配したダイナハニーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方19戦15勝2着3回。1998年のサラブレッド大賞典(地方重賞)で2着に入った他、1999年の開設71周年記念(ハンデ地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐伯茂樹厩舎（荒尾）へ入厩。

3歳（1997年）

10月11日、デビュー戦は田中隆仁騎手を鞍上に据えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のニホンピロジョーイをクビ差制して初白星を挙げた。

11月22日、中5週で迎えた2戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中隆仁騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタシロボーイに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

12月23日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、中島洋三騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフリークナムラに2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月31日、連闘で迎えた4戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中島洋三騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のエトワールギャランに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

4歳（1998年）

1月31日、中3週で迎えた5戦目は、馬場万博騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテンセイシェーバーから1馬身半差の2着に敗北した。

2月15日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた6戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中島洋三騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月31日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島洋三騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサホロロータリーに2馬身半の差をつけて5勝目を収める

6月20日、中2週で迎えた8戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島洋三騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のコインドジュニアに半馬身の差をつけて6勝目を収める

7月12日、中2週で迎えた9戦目は、三井グリーンランド杯（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中島洋三騎手（5戦4勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のビクトリアサドンに半馬身の差をつけて優勝

7月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中島洋三騎手（6戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトウコンに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月22日、中3週で迎えた11戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、大観峰特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサンオウグラスに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月13日、中2週で迎えた12戦目は、根子岳特設（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のユーホースキーに4馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

10月17日、中4週で迎えた13戦目は、根子岳特設（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は中島洋三騎手（7戦6勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のワンズトゥレジャに1馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

11月7日、中2週で迎えた14戦目は、サラブレッド大賞典トライアル（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のワンズトゥレジャに6馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

12月13日、中4週で迎えた15戦目は、地方重賞のサラブレッド大賞典（荒尾ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミルラブリーから2馬身差の2着に敗北した。

5歳（1999年）

2月15日、中8週で迎えた16戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本幸次郎騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のポットスペシャルに6馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

2月28日、中1週で迎えた17戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、つばき特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のポットスペシャルに2馬身半の差をつけて勝利数を14に伸ばす

3月28日、中3週で迎えた18戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の開設71周年記念（荒尾ダート2150m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったミハタタイシから1馬身半差の2着に敗北した。

4月10日、中1週で迎えた19戦目は、中岳特設（荒尾ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトキワキングに9馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす

6月19日、中9週で迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の小野特別（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6歳（2000年）

7月1日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた21戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月22日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた23戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の秋分特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月7日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月28日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

11月18日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の比良山特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。