サーストンフライト（1995年生、母カーニバルⅡ）

サーストンフライト（1995年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時12歳）と交配したカーニバルⅡが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ラツキー牧場。戦績は、中央平地26戦6勝2着2回、中央障害4戦2勝。2000年のオーロカップ(オープンハンデ)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

3月7日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、メイショウグロリアにアタマ差交わされて2着となった。

6月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のエイシンコサージュに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月11日、中1週で迎えた5戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4歳（1999年）

3月13日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月28日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のアペックスプライドをクビ差振り切って2勝目をマークした。

5月30日、中2週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の浜名湖特別（中京芝1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウショウノアにアタマ差届かず2着となった。

6月19日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の小野特別（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のタマモハイピッチを3/4馬身振り切って優勝

7月10日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月14日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上900万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサカウンリュウを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて休み明け初戦を制した。

12月25日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5歳（2000年）

1月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦2勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキングジーニに1馬身1/4の差をつけて5勝目を挙げた。

2月20日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（5戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーピーグリードを鮮やかな末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

3月11日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（6戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月22日、中5週で迎えた18戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、オーストラリアトロフィー（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた19戦目は、G2の金鯱賞（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は秋山真一郎騎手（7戦4勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた20戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（8戦4勝）。17頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた22戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月10日、中2週で迎えた23戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の鳴尾記念（阪神芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた24戦目は、カウントダウンステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（9戦4勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6歳（2001年）

1月5日、中1週で迎えた25戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた26戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

7月21日、約5か月半の休養明けで迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月9日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のギルデッドエージに7馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

9月29日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスナークデヴィアスに2馬身半の差をつけて8勝目を挙げた。

7歳（2002年）

2月23日、約5か月の休養明けで迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。11着に敗れた。