セレスマリオット（2006年生、母ドラゴンリリー）

セレスマリオット（2006年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時11歳）と交配したドラゴンリリーが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方32戦4勝2着14回。主な勝ち鞍は2010年のサンケイリビングカップ(B2)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、マークリ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、岡浩二によって504万円で落札された。

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月8日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のペチュニア賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネシラユキに半馬身交わされて2着となった。

8月27日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三室山特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたキタイセユニバース決め手に屈してアタマ差の2着となった。

9月15日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のパヴァーヌに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシャーペンエッジに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のスナークホーオーに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったオウハに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったオウハに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったマキハタスプーンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ヒビキマーカーに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月28日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は木村健騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、クレバーチーコに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月18日、中2週で迎えた15戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

3月9日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月1日、中2週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた17戦目は、やまぶき賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた18戦目は、サンケイリビングカップ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシャルマンローテを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月26日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のスナークグレースに3馬身半の差をつけて順当に勝利した。

11月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた22戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったマッハタイザンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2011年）

1月11日、中1週で迎えた23戦目は、難波場外〈毎週水・木〉発売記念（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタケデンスキップにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月3日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったセレクトワンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月24日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったコスモピクシーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったワンダープロに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月20日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた29戦目は、あやめ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（11戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、レチタティーヴォに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月9日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（12戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

8月24日、中6週で迎えた32戦目は、淡路島牛乳特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた33戦目は、ひがんばな賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月27日、中5週で迎えた34戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた35戦目は、畜産フェア特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた36戦目は、湯前良人騎手を鞍上に迎えて、流葉特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。