メイプルエイト（2002年生、母ノックダウン）

メイプルエイト（2002年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時16歳）と交配したノックダウンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は安達洋生。戦績は、地方16戦6勝2着4回。2005年のジャパンダートダービー(G1)で2着に入った他、2006年の金盃(ハンデ地方重賞)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

5月5日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラキングレディから1馬身差の2着に敗北した。

12月13日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた3戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のラドランバーラに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2005年）

1月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキングダムコーセイを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

2月3日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のピットサンデーをクビ差振り切って優勝

2月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳ハンデ戦でオープンの’05サンライズチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビービーレアルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月11日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦4勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、シーチャリオットに交わされて2馬身差の2着となった。

6月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、シーチャリオットに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中4週で迎えた10戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦4勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったカネヒキリに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月30日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、G2の彩の国浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた12戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2006年）

2月1日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で張田京騎手（10戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のルースリンドを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

3月1日、中3週で迎えた14戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5歳（2007年）

2月21日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた15戦目は、地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（11戦5勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

6歳（2008年）

1月31日、約11か月半の休養明けで迎えた16戦目は、多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（12戦5勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロイヤルボスに1馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。