ブラックシップ（2006年生、母ピンポイントクロス）

ブラックシップ（2006年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時8歳）と交配したピンポイントクロスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、地方38戦12勝2着8回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2十一十二。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2009年）

4月30日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた2戦目は、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴィーノを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月18日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、一般D2-2（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のデンコウマーチンに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月21日、中4週で迎えた4戦目は、一般D2-1（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るニットウプラリーネを豪快な末脚で半馬身差し切ってファンの支持に応えた。

8月5日、中1週で迎えた5戦目は、富川さるがわせせらぎ公園特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桜井拓章騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で桜井拓章騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたリンクス決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

9月8日、中2週で迎えた7戦目は、カノープス特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で桜井拓章騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、モエレニアネスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中2週で迎えた8戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、ききょう特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を爆発させて、最後は2着のギャングスターに1馬身の差をつけて4勝目をマークした。

11月19日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョリーズヒーローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月9日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のポインセチア賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2010年）

2月19日、中9週で迎えた11戦目は、一般C2十二十三（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月12日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、一般C2十二十三（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、息の入らないペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るマイネルクライスを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月14日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヒラリーミラクルに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月3日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフレンズグローリに3馬身の差をつけて8勝目を掴み取った。

6月7日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のコアジサシ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、アランフェスロマンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2011年）

2月24日、約8か月半の休み明けで迎えた16戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で本田正重騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、タフなペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るキミノホホエミを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて順当に勝利した。

5月3日、中9週で迎えた17戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田正重騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、勝ったヒシジェントリーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中6週で迎えた18戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で本田正重騎手（9戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、キシュウレジアスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月22日、中4週で迎えた19戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で本田正重騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6歳（2012年）

4月19日、約9か月の休養明けで迎えた20戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシャイニーバロン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3一二（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のサンターナズギフトを半馬身振り切って制した。

6月8日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のデンエンに3馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

6月27日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のタカイチガールに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月30日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

8月28日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦3勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7歳（2013年）

1月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた30戦目は、一般C3三四（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（9戦3勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた31戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、一般C3四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた33戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は石川駿介騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた35戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ケイアイレイにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月27日、中2週で迎えた36戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川駿介騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（10戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったモエレマイカに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた38戦目は、一般C3一二三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（11戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。