リッターヴォルト（2004年生、母イブキパーシヴ）

リッターヴォルト（2004年3月18日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「嘘偽りがない（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のRahy（当時19歳）と交配したイブキパーシヴが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。戦績は、中央平地31戦4勝2着4回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の鷹ケ峰特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月10日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のブラウンキャットをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦1勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

3歳（2007年）

1月14日、中2週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

2月4日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は上村洋行騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

3月25日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、6着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

12月23日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、伸びてきたシュガーヴァイン決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

2月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアキノパンチに2馬身の差をつけて優勝

3月9日、中3週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたソルジャーズソング決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中1週で迎えた11戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のミスズアロハに1馬身1/4の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月5日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（6戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、伸びてきたコウユーキズナ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（7戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

11月30日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったオリオンスターズに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月27日、中3週で迎えた17戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

5歳（2009年）

2月1日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の水路閣特別（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月8日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の浅口特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセトノアンテウスを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

6歳（2010年）

2月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

5月30日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の鞍馬ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい14着に終わった。

7月24日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦1勝）。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

11月27日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は上村洋行騎手（10戦1勝）。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた28戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

7歳（2011年）

2月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（11戦1勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず最後はジョウショーアローと並んで8着同着となった。

2月27日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の薩摩ステークス（小倉芝1200m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は上村洋行騎手（12戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

5月13日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、緑風賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

6月14日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた33戦目は、川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

6月23日、連闘で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた34戦目は、ハンデ戦の短夜特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。