エクスワイジー（1985年生、母フジベンチヤ）

エクスワイジー（1985年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフアバージ（当時24歳）と交配したフジベンチヤが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地5戦2勝、地方20戦13勝2着4回。1989年のオープン争覇(C1)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柴田高志厩舎（笠松）へ入厩。

3歳（1988年）

6月16日、デビュー戦は仙道光男騎手を鞍上に据えて、4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は520kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったハルホーザンから1馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトウカイムサシに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で仙道光男騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカタローに8馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

10月27日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で仙道光男騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のミドリプロントに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

11月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で仙道光男騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったドンフアルコンから3馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中4週で迎えた6戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマニテンザンからクビ差の2着に甘んじた。

12月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカタローに7馬身の差をつけて4勝目を収める

4歳（1989年）

1月24日、中3週で迎えた8戦目は、一般C3ホ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のターゲツターに約15馬身の大差をつけて5勝目を掴み取った。

2月15日、中2週で迎えた9戦目は、C3イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で仙道光男騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のパリオセンプーに6馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

3月6日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で仙道光男騎手（8戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスピリットダイヤに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月3日、中3週で迎えた11戦目は、八重桜特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で仙道光男騎手（9戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフエートジヨイに7馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月23日、中2週で迎えた12戦目は、オープン争覇（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で仙道光男騎手（10戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のショウリュウガロンに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5月28日、中4週で迎えた13戦目は、松原義夫騎手を鞍上に迎えて、東海オールスタージョッキー（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月3日、中4週で迎えた14戦目は、開設40周年記念（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（11戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた15戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（12戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったビリーザキッドからクビ差の2着に甘んじた。

10月2日、中9週で迎えた16戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2 C1（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のビリーザキッドをクビ差制して勝利をモノにする

10月26日、中2週で迎えた17戦目は、神無月特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（13戦9勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のスピリットダイヤに3馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

11月10日、中1週で迎えた18戦目は、安房特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（14戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のワカセイコーに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月23日、中1週で迎えた19戦目は、いろり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で仙道光男騎手（15戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のリユウホオシヨウに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（1990年）

1月15日、中7週で迎えた20戦目は、秋山忠一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のオールラウンドに3馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月24日、中5週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のトガミに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月8日、中5週で迎えた22戦目は、梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山忠一騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、最後はシンノーブルと並んで3着同着となった。

6歳（1991年）

10月20日、約18か月半の休養明けで迎えた23戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月31日、中5週で迎えた25戦目は、日刊スポ杯（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は仙道光男騎手（16戦12勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。