ダンディーヴォーグ（2017年生、母ラッキーガール）

ダンディーヴォーグ（2017年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のヴィットリオドーロ（当時8歳）と交配したラッキーガールが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。2021年の川崎スパーキングスプリント(S3)で2着に入った他、2021年の川崎スパーキングスプリント(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、志村幸彦によって432万円で落札された。

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2019年）

6月14日、デビュー戦は町田直希騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は441kg。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイクファイヴに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月19日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦のゴールデンルーキー賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のブランニューヒーロー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

11月19日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、2歳戦のグラスホッパー賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ミニャルディーズに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月19日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦の思いきり遊べ!キドキドよみうりランド店賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のミニャルディーズに2馬身半の差をつけて優勝

3歳（2020年）

1月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の独楽回し賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイクノミライに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のルミエール賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

3月4日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦のシュトラール賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のポンドウェリスクに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

4月3日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンの若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で町田直希騎手（8戦4勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

4月13日、中0週で迎えた10戦目は、3歳戦のアルコバレーノ特別（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で町田直希騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、勝ったレイズアストームに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中4週で迎えた11戦目は、小田原城天守閣復興60周年記念（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で町田直希騎手（10戦4勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のガーネットノームに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月9日、中3週で迎えた12戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（11戦5勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた14戦目は、みさきまぐろきっぷ賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（12戦5勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月17日、中8週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、「ご縁の国しまね」賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（13戦5勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミントフレイバーに2馬身の差をつけて6勝目を手にした。

10月16日、中3週で迎えた16戦目は、英姿颯爽賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（14戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた17戦目は、疾風怒濤賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は中越琉世騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイエスソードに4馬身の差をつけて制した。

12月1日、中2週で迎えた18戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越琉世騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた19戦目は、雪月風花特別（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越琉世騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のナガタブラックに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

4歳（2021年）

5月25日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、スパーキングスプリントチャレンジ選（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、若干速いペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた21戦目は、S3の川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（15戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、カプリフレイバーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、中4週で迎えた22戦目は、S1の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（16戦6勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

5歳（2022年）

1月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（17戦6勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

2月4日、中4週で迎えた24戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、唯我独尊賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた25戦目は、早花咲月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（18戦6勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

4月8日、中4週で迎えた26戦目は、なんくるないさ川崎競馬賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（19戦6勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

5月19日、中5週で迎えた27戦目は、スパーキングスプリントチャレンジ（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は中越琉世騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた28戦目は、S3の川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中越琉世騎手（5戦2勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6歳（2023年）

4月7日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた29戦目は、疾風迅雷賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中越琉世騎手（6戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5月16日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた30戦目は、スパーキングスプリントチャレンジ選（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中越琉世騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。