ムサシタロウ（2000年生、母ミハルコマ）

ムサシタロウ（2000年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のホーエイヒロボーイ（当時15歳）と交配したミハルコマが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）中原牧場。戦績は、地方26戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は2002年のアラ系2歳。

経歴

デビュー前

岩切敏男厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2002年）

8月24日、デビュー戦は長嶋和彦騎手を鞍上に据えて、アラ系2歳（金沢ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた2戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系2歳（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系2歳（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンクスワンにクビ差交わされて2着となった。

10月20日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、2歳戦のガーネット特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

11月2日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、アラ系2歳（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系2歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で長嶋和彦騎手（5戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に終わった。

11月25日、連闘で迎えた8戦目は、アラ系2歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で長嶋和彦騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミヤシロベビーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた9戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系2歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケイエスローレルに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系2歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホワイトルピナスを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

3歳（2003年）

1月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のガーネット特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアタックフォース決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるパワーブラウンを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（10戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で長嶋和彦騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるパワーブラウンを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

5月11日、連闘で迎えた15戦目は、3歳戦のアラブ優駿（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で長嶋和彦騎手（12戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系一般C1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホーエイイブキを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホワイトルピナスに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

7月8日、中1週で迎えた19戦目は、アメジスト特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパワーブラウンに2馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

8月3日、中3週で迎えた20戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキー（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた21戦目は、アメジスト特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般B3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエムテイラインに1馬身半の差をつけて優勝

9月21日、中2週で迎えた23戦目は、見附島特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（7戦3勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったビショウザンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

10月7日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系一般B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた25戦目は、3歳戦のアラブ大賞典（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。