ダノンレジーナ（2016年生、母ダノンボンジュール）

ダノンレジーナ（2016年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王（伊）。女王のような存在になることを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンバラード（当時8歳）と交配したダノンボンジュールが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。2021年の東京シンデレラマイル(牝S3)に勝利した他、2020年の東京シンデレラマイル(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

7月27日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず17着に敗れた。

8月31日、中4週で迎えた2戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリッカウィンドウに約13馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムラブラリーに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月22日、連闘で迎えた4戦目は、3歳オープンの9.28J-PLACE鳥栖オープン賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマサノトキメキに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月20日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャプテンムーンに約11馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、菊の香特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島拓騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイッツパーフェクトに8馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月24日、中6週で迎えた7戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトミケンミステリオに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4歳（2020年）

1月15日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2六七（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンフィニフォルスを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

2月17日、中4週で迎えた9戦目は、フェブラリー特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオールインに1馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

3月27日、中5週で迎えた10戦目は、幸手市観光協会会長賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイティーテンリウに3馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

4月24日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の葉桜特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスセソールを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて10連勝を達成した。

5月25日、中3週で迎えた12戦目は、青葉特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタワーオブクイーンに5馬身の差をつけて連勝数を11に伸ばした。

6月30日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の藤右衛門川特別（浦和ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（6戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したクインザヒーローにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月23日、中2週で迎えた14戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、S3のプラチナカップ（浦和ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた15戦目は、オリオンビール賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクラファルコンに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

9月23日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦の夜長月特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（8戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のウインドブロウンに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月8日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた17戦目は、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（9戦8勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコパノジャッキーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（10戦8勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定オープンのシンデレラマイルトライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（11戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサラーブに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

12月30日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（12戦9勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマルカンセンサーに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5歳（2021年）

3月4日、中8週で迎えた21戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（13戦10勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月27日、中7週で迎えた22戦目は、神田川オープン（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（14戦10勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンロアノークを3/4馬身差し切って制した。

5月12日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で本橋孝太騎手（15戦11勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では不屈のスロトングスピリットでしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のルイドフィーネをハナ差振り切って断然の支持に応えた。

7月22日、中9週で迎えた24戦目は、S3のプラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で本橋孝太騎手（16戦12勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったアンティノウスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中8週で迎えた25戦目は、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で本橋孝太騎手（17戦12勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月3日、中5週で迎えた26戦目は、Jpn1のJBCレディスクラシック（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で本橋孝太騎手（18戦12勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月30日、中7週で迎えた27戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で本橋孝太騎手（19戦12勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のメモリーコウに1馬身1/4の差をつけて勝利数を18に伸ばす

6歳（2022年）

1月26日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で本橋孝太騎手（20戦13勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた29戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で本橋孝太騎手（21戦13勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月27日、中9週で迎えた30戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は16戦連続で本橋孝太騎手（22戦13勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったアールロッソにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定地方重賞の佐賀ヴィーナスカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で本橋孝太騎手（23戦13勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアルコレーヌに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月15日、中7週で迎えた32戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で本橋孝太騎手（24戦14勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のシークレットローザに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

9月2日、中6週で迎えた33戦目は、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で本橋孝太騎手（25戦15勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクーファアチャラを驚異的な末脚でハナ差だけ差し切ってファンの高評価に応えた。

10月6日、中4週で迎えた34戦目は、牝馬限定Jpn2のレディスプレリュード（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は20戦連続で本橋孝太騎手（26戦16勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

12月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は21戦連続で本橋孝太騎手（27戦16勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。