エビスハクラク（1990年生、母タサノパワー）
Ebisu Hakuraku
1990.04.10
エビスハクラク（1990年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のムクター（当時8歳）と交配したタサノパワーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）恵比寿牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着2回、地方20戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上900万下。
経歴
デビュー前
古山良司厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1993年）
3月6日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、最後はサンダーワイルドと並んで5着同着となった。
3月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。
4月4日、中1週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
4月24日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
5月15日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。
6月6日、中2週で迎えた6戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のツジノヒカリを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。
7月3日、中3週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のローズマリー賞（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。
7月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下のおけさ特別（新潟芝1400m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。
8月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアオイツービートにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
8月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。
9月12日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったハルカゼに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
10月2日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。
10月16日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。
10月31日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイカバーストに7馬身の差をつけて優勝
11月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアイオーユーを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。
12月12日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。
4歳（1994年）
1月15日、中4週で迎えた17戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。
8月6日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。
8月27日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の豊栄特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。
9月18日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に敗れた。
11月6日、中6週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。
11月19日、中1週で迎えた22戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。
12月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。
5歳（1995年）
9月10日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた24戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の利根川特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。
10月8日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の錦秋特別（東京ダート1600m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。
10月15日、連闘で迎えた26戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。
11月11日、中3週で迎えた27戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は勢いを失って15着に終わった。
6歳（1996年）
2月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から40kg増やして迎えた28戦目は、本間光雄騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。
2月29日、中2週で迎えた29戦目は、春霞特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間光雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。
3月11日、中1週で迎えた30戦目は、爽春特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本間光雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったユニオンジャックからクビ差の2着に甘んじた。
4月2日、中2週で迎えた31戦目は、マルチマックス特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で本間光雄騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のリンクマンに2馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。
4月24日、中2週で迎えた32戦目は、晴嵐特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本間光雄騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったオオザタイガーから3/4馬身差の2着に敗北した。
5月9日、中1週で迎えた33戦目は、皐月特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で本間光雄騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイシュウビッグから1馬身半差の2着に敗北した。
5月20日、中1週で迎えた34戦目は、新樹特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で本間光雄騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。
6月11日、中2週で迎えた35戦目は、パール特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で本間光雄騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイナミックボーイから半馬身差の2着に敗北した。
9月30日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、長月特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で本間光雄騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月17日、中1週で迎えた37戦目は、神無月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で本間光雄騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。4着を確保した。
11月6日、中2週で迎えた38戦目は、トパーズ特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で本間光雄騎手（10戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。
12月5日、中3週で迎えた39戦目は、須藤一弘騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特別（浦和ダート1900m 雨/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。
7歳（1997年）
1月2日、中3週で迎えた40戦目は、松竹梅特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は本間光雄騎手（11戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。
1月22日、中2週で迎えた41戦目は、春草特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間光雄騎手（12戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。
2月3日、中1週で迎えた42戦目は、如月特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は須藤一弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。
2月21日、中2週で迎えた43戦目は、べにばな特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須藤一弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。
3月26日、中4週で迎えた44戦目は、花見月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須藤一弘騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。
4月16日、中2週で迎えた45戦目は、プリムラ特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須藤一弘騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。
4月30日、中1週で迎えた46戦目は、すずらん特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で須藤一弘騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。
7月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から21kg減らして迎えた47戦目は、文月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で須藤一弘騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。