マコーミック（2012年生、母Royal Singer）

マコーミック（2012年10月11日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のSebring（当時7歳）と交配したRoyal Singerが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地4戦0勝、地方38戦10勝2着7回。主な勝ち鞍は2017年のサンタクロース賞(一般B2六 B3一)。

経歴

デビュー前

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

5月2日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

6月10日、中5週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のムーンストーンフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったサカジロビューティに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月8日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のフォーチュネイトひまわり特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のスピカ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したエクレールを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

9月1日、中4週で迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ししゃもとやまべ日高町特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエレクトラを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月10日、連闘で迎えた6戦目は、石狩発祥!「石狩鍋記念日」特別（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた7戦目は、芳醇なワインの産地そらち特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったフロイラインシチーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中3週で迎えた8戦目は、JAひだか東いちご特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバトルルーラーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、開局20周年記念グリーンC（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラドラジェを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月13日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

4歳（2016年）

2月4日、中7週で迎えた11戦目は、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた12戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた13戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた14戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るリワードセロンを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月11日、中2週で迎えた15戦目は、チャンバラ貝特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた16戦目は、ししとう特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウィステリアカットに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月9日、中1週で迎えた17戦目は、文月特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた18戦目は、仁淀川特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

10月1日、中9週で迎えた19戦目は、ザモラー高知参上特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月8日、連闘で迎えた20戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた21戦目は、一般B2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

11月19日、中4週で迎えた22戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスラッシュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

12月11日、連闘で迎えた24戦目は、ポインセチア賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のデルマジュロウジンに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2017年）

1月24日、中5週で迎えた25戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1十 C2四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1九十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた27戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1十十一（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のポワソンダブリルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月24日、中2週で迎えた28戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、春水特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクラウンハンターを半馬身振り切って制した。

5月25日、中4週で迎えた30戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のジューンブライド賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったオーネットハートにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

6月28日、中2週で迎えた32戦目は、相田翔子来場記念（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた33戦目は、一般B3六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた34戦目は、レグルス賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

10月5日、中9週で迎えた35戦目は、オフト汐留賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（7戦2勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエスプリブラウンにアタマ差届かず2着となった。

10月30日、中3週で迎えた36戦目は、文の京特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた37戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、アケルナル賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

11月29日、中1週で迎えた38戦目は、リゲル賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったボナテスタにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月25日、中3週で迎えた39戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、サンタクロース賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンユニコーンを上がり4位の末脚で半馬身差し切って9勝目を手にした。

6歳（2018年）

3月5日、中9週で迎えた40戦目は、オフト汐留開設記念（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（9戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゼロワンチャンプに3馬身の差をつけて10勝目を達成した。

3月26日、中2週で迎えた41戦目は、若葉賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（10戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた42戦目は、次回はゴールデンリレー2DAYS賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（11戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、4着に終わった。