ロマニートウショウ（2006年生、母キートウショウ）

ロマニートウショウ（2006年5月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「民族名＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時14歳）と交配したキートウショウが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方37戦8勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の一般B1三。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

8月29日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

12月6日、中9週で迎えた4戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C4七（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた5戦目は、一般C4七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スピードマイスターにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月30日、連闘で迎えた6戦目は、一般C4六（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカズノバードに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2010年）

4月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、鶴仙渓特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したグレイシャスドータを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月18日、中1週で迎えた8戦目は、犀川特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた9戦目は、一般C4二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシュウザンモモを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月1日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエイチエヌランドを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

6月20日、中2週で迎えた11戦目は、鍾馗陣羽織特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田晃浩騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月12日、中0週で迎えた13戦目は、一般C2二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田晃浩騎手（9戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャットムーンに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般B4二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田晃浩騎手（10戦4勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ジャックローズに交わされて1馬身差の2着となった。

8月24日、中3週で迎えた15戦目は、金沢表具特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉田晃浩騎手（11戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のブライティアソワレに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月3日、中0週で迎えた16戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉田晃浩騎手（12戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイヤイーグルに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で吉田晃浩騎手（13戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るウメノキャロルを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

9月26日、中1週で迎えた18戦目は、恋路賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉田晃浩騎手（14戦7勝）。6頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったマイネフルーレに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で吉田晃浩騎手（15戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のブラックリストに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月26日、中1週で迎えた20戦目は、金沢城カップ（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で吉田晃浩騎手（16戦8勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた21戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナムラアンカーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（17戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（18戦8勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

5歳（2011年）

1月2日、中3週で迎えた24戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は服部大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月5日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、東北地方太平洋沖地震復興支援特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月19日、中1週で迎えた26戦目は、東日本大震災復興支援復興を応援します東松（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったマヤノフウジンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月5日、中1週で迎えた27戦目は、復興を応援します亘理町（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（19戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた28戦目は、震災復興祈念兼六園ことじ灯籠特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた30戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、珠姫御輿入れ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた31戦目は、世界農業遺産「能登の里山里海」特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は服部大地騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた32戦目は、ジェットスキー・千里浜特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（20戦8勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた33戦目は、シュクトシフミ結婚記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（21戦8勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた34戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた35戦目は、ともちゃん誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は桑野等騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月7日、中5週で迎えた36戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1七（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で濱田達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

12月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた38戦目は、一般C1五六（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で濱田達也騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

6歳（2012年）

1月3日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた39戦目は、ワーキングクラスヒーロー記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で濱田達也騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

1月12日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で濱田達也騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。