フミノトキメキ（2001年生、母ピカレスクノベル）

フミノトキメキ（2001年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ときめき」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時8歳）と交配したピカレスクノベルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は榊原敏明。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、中央障害15戦4勝、地方7戦1勝2着5回。2005年の小倉サマージャンプ(ハンデJG3)に勝利した他、2007年の牛若丸ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月14日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

3歳（2004年）

1月17日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたノボリハウツー決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

8月4日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月18日、中5週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

11月24日、中9週で迎えた12戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカツヨキャンドゥから5馬身差の2着となった。

12月26日、中4週で迎えた13戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったロードルノンから1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2005年）

1月1日、連闘で迎えた14戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョーショートンからクビ差の2着に惜敗した。

1月25日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた15戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリコバルトに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月16日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルーカンパイから2馬身半差の2着に敗北した。

3月16日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョーショートンから半馬身差の2着となった。

5月15日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月5日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のオーゴンコウテイに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月2日、中1週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 小雨）に出走。鞍上は4戦連続で石山繁騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のローレルロイスに9馬身の差をつけて制した。

7月24日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で石山繁騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のイブキリムジンオーに約12馬身の大差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。

9月19日、中7週で迎えた23戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で石山繁騎手（5戦3勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2006年）

10月29日、約13か月半の休養明けで迎えた24戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた25戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6歳（2007年）

1月13日、中2週で迎えた27戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は石山繁騎手（6戦3勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のマルブツトップに約12馬身の大差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

2月3日、中2週で迎えた28戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（7戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月24日、中6週で迎えた29戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月21日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2008年）

8月30日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に64kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた33戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。