キングヒーロー（2009年生、母キングシスター）

キングヒーロー（2009年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋家族名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタキシード（当時13歳）と交配したキングシスターが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小松隆弘。戦績は、中央平地37戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の釜山ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月29日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月26日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2012年）

1月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

1月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で北村友一騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシゲルライムに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月13日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村友一騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた9戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1900m 雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったカピオラニパレスにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

7月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエイコーンパスに2馬身半の差をつけて2勝目を収める

8月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルバイカに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4歳（2013年）

6月8日、約9か月半の休養明けで迎えた13戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のナムラケンシロウに3馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

8月17日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコルージャに2馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

5歳（2014年）

1月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦2勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

1月18日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の門司ステークス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小牧太騎手（7戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月7日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（8戦2勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下のKBC杯（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（9戦2勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

8月30日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の釜山ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（10戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のサイモンガーランドに1馬身1/4の差をつけて制した。

6歳（2015年）

1月17日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、大和ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた26戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

2月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、総武ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3月14日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（11戦3勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

7月19日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、ジュライステークス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（12戦3勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（13戦3勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月3日、中6週で迎えた31戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（14戦3勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月25日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（15戦3勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

7歳（2016年）

3月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた33戦目は、仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

3月27日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた34戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

4月16日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた35戦目は、G3のアンタレスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（16戦3勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

7月17日、約3か月の休み明けで迎えた36戦目は、ジュライステークス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（17戦3勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた37戦目は、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（18戦3勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。