ピスターシュドール（2018年生、母アースグリーン）

ピスターシュドール（2018年2月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「金のピスタチオ(仏)。ピスタチオの果実言葉は勝利。勝利で輝ける」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時10歳）と交配したアースグリーンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業株式会社那須野牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C12。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,400万円（7万×200口）で一口馬主が募集された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月5日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた2戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

12月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

2021年3月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3歳（2021年）

2月25日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月9日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マハラジャゴールドに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で木之前葵騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアップリュウジンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で木之前葵騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアンタンスルフレに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月8日、連闘で迎えた12戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー12（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で木之前葵騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で木之前葵騎手（8戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したオニジオオタニを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

8月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー25（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で木之前葵騎手（9戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で木之前葵騎手（10戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の結月誕生100日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で木之前葵騎手（11戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で木之前葵騎手（12戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で木之前葵騎手（13戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた19戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた20戦目は、悠也、隼斗、康太三兄弟ファイト（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた21戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、ローズ倶楽部（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったエイメイカカンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた22戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のニューレイラインをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月20日、中4週で迎えた23戦目は、高橋哲也騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2022年）

1月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた25戦目は、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋哲也騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた27戦目は、寺島憂人騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた28戦目は、シャトルバスで弥富へGOC6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（14戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた29戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

4月22日、中0週で迎えた30戦目は、一般C11（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。鞍上は木之前葵騎手（15戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したエスメルーナにクビ差届かず2着となった。

5月5日、中1週で迎えた31戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（16戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた32戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（17戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた33戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（18戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。