バンクーバシチー（1986年生、母レマンシチー）
Vancouver City
1986.05.25
バンクーバシチー（1986年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のハバツト（当時15歳）と交配したレマンシチーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）八田牧場。戦績は、中央平地15戦1勝、地方29戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。
経歴
デビュー前
梶与三男厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1989年）
1月29日、デビュー戦は岡潤一郎騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
2月19日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。
3月4日、中1週で迎えた3戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。
3月26日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
6月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るビューチファミリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
12月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。
12月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。
4歳（1990年）
1月13日、中3週で迎えた8戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。
1月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。
2月3日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。
2月17日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。
3月3日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。
3月18日、中1週で迎えた13戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。
3月25日、連闘で迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。
4月7日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。
5月29日、中6週で迎えた16戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のクラウンラツトに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
6月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本秀幸騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったムラノテイザンから2馬身差の2着に敗北した。
6月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本秀幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったスポーツイツセイから3馬身差の2着に敗北した。
7月8日、中1週で迎えた19戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般B（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキスラッキングから4馬身差の2着となった。
7月24日、中1週で迎えた20戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（上山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。
8月15日、中2週で迎えた21戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。
8月28日、中1週で迎えた22戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は関本秀幸騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。
10月9日、中3週で迎えた24戦目は、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。
10月21日、中1週で迎えた25戦目は、水戸賢二騎手を鞍上に迎えて、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。
11月6日、中1週で迎えた26戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。
11月20日、中1週で迎えた27戦目は、野元栄二騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。
12月2日、中1週で迎えた28戦目は、富樫英利騎手を鞍上に迎えて、一般B3イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。
5歳（1991年）
1月13日、中5週で迎えた29戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のミカハヤテに1馬身の差をつけて3勝目を手にした。
2月1日、中2週で迎えた30戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。
2月8日、連闘で迎えた31戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村芳晃騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のサンエイフアールに2馬身半の差をつけて4勝目を収める
2月21日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村芳晃騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。
3月7日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村芳晃騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。
3月27日、中2週で迎えた34戦目は、奈良忠廣騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。
4月11日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は木村芳晃騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。
5月4日、中2週で迎えた36戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサンキンブリツチに6馬身の差をつけて5勝目をマークした。
5月25日、中2週で迎えた37戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村芳晃騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。
6月9日、中1週で迎えた38戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村芳晃騎手（8戦3勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。
7月4日、中3週で迎えた39戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村芳晃騎手（9戦3勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のナンタイビウチーに1馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。
7月19日、中1週で迎えた40戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村芳晃騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。
8月15日、中3週で迎えた41戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村芳晃騎手（11戦4勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のリトルキッドに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
6歳（1992年）
2月5日、約6か月の休み明けで迎えた42戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で木村芳晃騎手（12戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のサイコーストークに3馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。
3月12日、中4週で迎えた43戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で木村芳晃騎手（13戦6勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。
3月26日、中1週で迎えた44戦目は、一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で木村芳晃騎手（14戦6勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。