シンボリテレサ（2013年生、母スイートフィズ）

シンボリテレサ（2013年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は芦毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時16歳）と交配したスイートフィズが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方24戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の一般B10 C3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

7月9日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

8月20日、中5週で迎えた2戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

10月1日、中5週で迎えた3戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサーリアルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月22日、連闘で迎えた5戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた6戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウショウジルバを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月20日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、JA岩手ふるさと奥州うまいもん屋杯（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったゴールドミライに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

11月26日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のトミサトに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月11日、中1週で迎えた9戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウショウシェルを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

12月26日、中1週で迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、キセキノヒーローに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2017年）

1月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた12戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C17 20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジヤマコクリュウに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月7日、中1週で迎えた13戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた14戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアイヅナヨタケをクビ差振り切って5勝目を手に入れた。

3月10日、中1週で迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、ヒヤシンス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

3月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、もんや記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るジャストパラダイスを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って6勝目をマークした。

4月7日、中1週で迎えた17戦目は、笠松町商工会特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマジョレットを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

5月12日、中1週で迎えた19戦目は、夏木立特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた20戦目は、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般B9b C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた22戦目は、一般B8 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で藤原幹生騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったイイナヅケに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月4日、中2週で迎えた23戦目は、ベゴニア賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤原幹生騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた24戦目は、郡上賞（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で藤原幹生騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた25戦目は、一般B10 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤原幹生騎手（10戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカガノカリスマに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月26日、中3週で迎えた26戦目は、がんばれ笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤原幹生騎手（11戦3勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。