セイウンジャイロ（2011年生、母ニシノマナムスメ）

セイウンジャイロ（2011年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ジャイロボールより」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したニシノマナムスメが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方34戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2017年のウツボ特別(一般C1-5)。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

3月23日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

9月25日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-7（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2015年）

6月16日、約9か月の休み明けで迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6月30日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したオールマイタイムを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

7月14日、中1週で迎えた5戦目は、日高山脈楽古岳賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のグランロディアを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月13日、中3週で迎えた6戦目は、幾千世賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロードエスペランサを半馬身振り切って2勝目をマークした。

9月2日、中2週で迎えた7戦目は、新ひだか町御殿山チャシ跡賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアメリデラックスに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2016年）

5月31日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、新冠町サラブレッド銀座賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったグランロディアにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

12月20日、中6週で迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月25日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、ヴィクトル誕生日特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフクサンレイズを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6歳（2017年）

1月8日、中1週で迎えた12戦目は、スイセン特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月17日、連闘で迎えた13戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、カンツバキ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のティーハウスに2馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

1月22日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したシンボリマティスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

1月29日、連闘で迎えた15戦目は、厳冬特別（高知ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は山頭信義騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く3着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた16戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C1-7（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた17戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C1-5（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったダイワバースに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月6日、中1週で迎えた18戦目は、琵琶ヶ滝特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村直輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月12日、連闘で迎えた19戦目は、残念、さらば芳井特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリンリンクスクスを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月20日、連闘で迎えた20戦目は、樽の滝特別（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3月29日、連闘で迎えた21戦目は、ハッピー誕生日特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村直輝騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

4月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、一般C1-7（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で木村直輝騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

4月16日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1イ C2イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したシャイントラベラーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月23日、連闘で迎えた24戦目は、ぼうしパン特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は木村直輝騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月13日、連闘で迎えた26戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、ウツボ特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシングルカスクを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて6勝目を収める

5月28日、中1週で迎えた27戦目は、室戸岬特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村直輝騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた29戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、河村結婚祝い特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた30戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、ベイリーフ7周年特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた31戦目は、中田貴士特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山頭信義騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた33戦目は、9年8月4日特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山頭信義騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた34戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

9月30日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた35戦目は、仲秋特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山頭信義騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた36戦目は、ツガニ茶碗蒸し特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。