アドマイヤアマゾン（2005年生、母ウエイアウト）

アドマイヤアマゾン（2005年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋勇猛な女人族」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時13歳）と交配したウエイアウトが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方23戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は2009年の釜石まつりレース(一般C1八)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、グランド牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって1,575万円で落札された。

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月10日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 雨/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

7月21日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月2日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた8戦目は、3歳C2四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトーセンダズルを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2三（水沢ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイムウイズゴーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C2二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイイノソレを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルショウカザンに1馬身3/4の差をつけて断然人気に応えた。

10月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジャンドゥーヤに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月11日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原勲騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原勲騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベルグコマンダーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原勲騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキタノエンペラーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原勲騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で菅原勲騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エメラルケントに交わされて2馬身差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原勲騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で菅原勲騎手（12戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルクレスタにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で菅原勲騎手（13戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で菅原勲騎手（14戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で菅原勲騎手（15戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るクローズユアアイズを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で菅原勲騎手（16戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オイコミジョウズに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中2週で迎えた24戦目は、釜石まつりレース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で菅原勲騎手（17戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のダンストンシリウスを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

9月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、夏油賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で菅原勲騎手（18戦4勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた26戦目は、楽天競馬杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で菅原勲騎手（19戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2010年）

4月11日、約6か月の休み明けで迎えた27戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で菅原勲騎手（20戦4勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた28戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、石桜杯（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた29戦目は、盛岡手づくり村工房まつりレース（盛岡ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。