スーパーガリオン（1985年生、母アランブラ）

スーパーガリオン（1985年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のターゴワイス（当時15歳）と交配したアランブラが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地29戦6勝2着5回、中央障害1戦0勝。1991年の陽春ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

10月11日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（1988年）

4月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったダイアントチカに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミリオンメッシナを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

7月2日、中2週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

4歳（1989年）

5月28日、約9か月半の休み明けで迎えた9戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハギノアルファーを次元の違う末脚で半馬身差し切って久方ぶりの一戦を制した。

6月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の恵庭岳特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカキノマナズルに5馬身の差をつけて3勝目を収める

7月1日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHBC杯（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のSTV賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキリサンシー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタケノショウリをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

9月2日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下のHTB賞（函館芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエリモドミネをクビ差振り切って5勝目をマークした。

5歳（1990年）

2月10日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、すばるステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

2月24日、中1週で迎えた16戦目は、甲南ステークス（阪神芝2500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（6戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の武庫川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、エイシンウイザードに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のなにわステークス（阪神芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアテンションリバー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月28日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の上賀茂ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（6戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた20戦目は、グリーンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のシーキャリアーを半馬身振り切って6勝目を獲得した。

6月17日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で内田浩一騎手（8戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、カシオペアステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田浩一騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた23戦目は、アンドロメダステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で内田浩一騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた24戦目は、トパーズステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田浩一騎手（11戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた25戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、古都ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

6歳（1991年）

1月12日、中2週で迎えた26戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月24日、中5週で迎えた27戦目は、G2のマイラーズカップ（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデG3の中京記念（小倉芝2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内田浩一騎手（12戦1勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

3月31日、中1週で迎えた29戦目は、G2の産經大阪杯（京都芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（13戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた30戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの陽春ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したワイドバトルにハナ差届かず2着となった。