ワンダーシンゲキ（2000年生、母フレイバーギフト）
Wonder Shingeki
2000.03.27
ワンダーシンゲキ（2000年3月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋進撃」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時12歳）と交配したフレイバーギフトが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大滝 栄治。戦績は、中央平地24戦3勝2着1回、中央障害15戦4勝2着1回。2009年の東京ハイジャンプ(JG2)で3着に入った他、2009年の牛若丸ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、岡田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、山本信行によって735万円で落札された。
佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2002年）
9月8日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。
3歳（2003年）
5月25日、約8か月半の休み明けで迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。
6月7日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。
6月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。
7月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。
8月23日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。
9月20日、中3週で迎えた7戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフロリアードをクビ差振り切って未勝利戦を制した。
10月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。
11月1日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。
11月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の高湯特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤直人騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。
12月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤直人騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったマコトエンペラーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。
12月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤直人騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。
4歳（2004年）
1月24日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤直人騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。
5歳（2005年）
5月22日、約16か月の休み明けで迎えた14戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。
6月12日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のローレルオスカーに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。
7月9日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。
8月6日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。
9月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセイバーダンスに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。
10月15日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（5戦2勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。
6歳（2006年）
11月18日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で植野貴也騎手（6戦2勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。
12月3日、中1週で迎えた21戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2006ゴールデン ブーツ トロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。
12月24日、中2週で迎えた22戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1800m 外回り 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。
7歳（2007年）
1月6日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の初夢賞（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。
1月21日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。
3月4日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は植野貴也騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。
3月31日、中3週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（8戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマチカネウソブキに9馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。
6月9日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた27戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（9戦3勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。
6月30日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（10戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンペキンに4馬身の差をつけて5勝目を収める
7月21日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（11戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（12戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。
8歳（2008年）
10月11日、約11か月半の休み明けで迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 小雨）に出走。鞍上は7戦連続で植野貴也騎手（13戦4勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のライトニングボールに6馬身の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。
11月1日、中2週で迎えた32戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で植野貴也騎手（14戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のニホンピロファイブに1馬身の差をつけて1番人気に応えた。
11月29日、中3週で迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で植野貴也騎手（15戦6勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。
9歳（2009年）
1月17日、中6週で迎えた34戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は10戦連続で植野貴也騎手（16戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったインカムから7馬身差の2着に敗北した。
2月7日、中2週で迎えた35戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で植野貴也騎手（17戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。
10月17日、約8か月半の休養明けで迎えた36戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で植野貴也騎手（18戦6勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。
11月14日、中3週で迎えた37戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で植野貴也騎手（19戦6勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に敗れた。
10歳（2010年）
6月12日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた38戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で植野貴也騎手（20戦6勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。
7月24日、中5週で迎えた39戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で植野貴也騎手（21戦6勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。