ポタージュクレール（2008年生、母アサクサコンソメ）

ポタージュクレール（2008年1月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「澄んだスープ（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時18歳）と交配したアサクサコンソメが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方27戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の一般B3。

経歴

デビュー前

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月5日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

5月1日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

8月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入った。

8月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

9月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネギュゼルをアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、大川村謝肉祭特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったジドにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた11戦目は、中津渓谷もみじ祭り特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた12戦目は、アペックス西日本特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた13戦目は、弐号機は私の物特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウォーターメイを半馬身振り切って2勝目を手にした。

12月24日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1-2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（5戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

4歳（2012年）

1月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉兼育康騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトウケイトニー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

1月22日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で倉兼育康騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコスモロッキーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた17戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、渡辺幸裕全場来場特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた18戦目は、飛び出す彼女発売特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

2月26日、連闘で迎えた19戦目は、一般C1ロ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月4日、連闘で迎えた20戦目は、島倉典広結婚記念特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のインターラーケンを半馬身振り切って制した。

3月20日、中1週で迎えた21戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、頑張れ高知けいば特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた22戦目は、たけのこ田舎寿司特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1-2（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（12戦3勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、バンブーフリットに交わされて2馬身差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた24戦目は、山菜コシアブラ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（13戦3勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた25戦目は、フルーツトマト特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（14戦3勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月19日、連闘で迎えた26戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、祝!広&直8周年特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、オラクルメサイアにクビ差交わされて2着となった。

6月9日、連闘で迎えた28戦目は、津田麻莉奈生誕特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（15戦3勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた29戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のダイワコルツに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月7日、中1週で迎えた30戦目は、七夕特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（16戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた31戦目は、イナリコダマ親父特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（17戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた32戦目は、一般B3（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（18戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた33戦目は、花みょうがのてんぷら特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（19戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のリロを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

9月1日、連闘で迎えた34戦目は、中土佐町久礼八幡宮特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（20戦4勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた35戦目は、一般B3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（21戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプリーズミーに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。