ローレンダッドレイ（1985年生、母カオルジンデン）

ローレンダッドレイ（1985年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオウエンダツドレイ（当時15歳）と交配したカオルジンデンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地33戦6勝2着6回。1990年の吾妻小富士賞(オープン)で2着に入った他、1990年のパラダイスステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

9月26日、デビュー戦は関口睦介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。馬体重は460kg。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、リアリストに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1988年）

2月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミスターヒノクニに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

2月28日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、メゾフォルテにハナ差交わされて2着となった。

3月19日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関口睦介騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

7月31日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、田中清隆騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は関口睦介騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

4歳（1989年）

4月22日、約8か月の休養明けで迎えた7戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったシーフェリシアにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

5月21日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月17日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1400m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中清隆騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったアンソニーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中清隆騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るハヤテパーシングを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

7月16日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下のおけさ特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中清隆騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンソニーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

8月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中清隆騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したサラダレディにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月9日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のながつき賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中清隆騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

10月15日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の六社特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中清隆騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中清隆騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るビフォアドーンを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目をマークした。

11月26日、中3週で迎えた16戦目は、F.ヘッド騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1400万下のウェルカムステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた17戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミヤマキャプテンを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を手中に収めた。

5歳（1990年）

1月15日、中2週で迎えた18戦目は、初富士ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田中清隆騎手（8戦3勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のキオイドリームに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

2月4日、中2週で迎えた19戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中清隆騎手（9戦4勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

6月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、パラダイスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた21戦目は、吾妻小富士賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったウイリアムテルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月5日、中5週で迎えた22戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に敗れた。

12月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、岡山定夫騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

12月22日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

6歳（1991年）

1月6日、中1週で迎えた25戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡山定夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた26戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡山定夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた27戦目は、バレンタインステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡山定夫騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

2月23日、中1週で迎えた28戦目は、アメジストステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡山定夫騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのマーチステークス（中山芝1600m 外回り曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で岡山定夫騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた30戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡山定夫騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

9月28日、約5か月半の休養明けで迎えた31戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの多摩川ステークス（東京芝1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた33戦目は、福島民友カップ（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。