グランドピアノ（2000年生、母イズミプリンセス）

グランドピアノ（2000年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグランドオペラ（当時16歳）と交配したイズミプリンセスが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）中本牧場。戦績は、地方41戦7勝2着8回。2003年の不来方賞(地方重賞)に勝利した他、2004年の姫神賞(一般)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中本牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、中本牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、岩手県馬主会によって525万円で落札された。

菅原右吉厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2002年）

6月23日、デビュー戦は村松学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキノシャトーから2馬身半差の2着となった。

8月18日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のホープフル（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマツリダサブロウをクビ差制して初白星を挙げた。

9月28日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の若松賞（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月11日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、2歳（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村松学騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンチーフから1馬身3/4差の2着となった。

11月25日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村松学騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、2歳A1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村松学騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサカモトマックインから2馬身半差の2着となった。

3歳（2003年）

1月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳A1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で村松学騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったオールギャランテーから3/4馬身差の2着に敗北した。

4月19日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳戦のやまびこ賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で村松学騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のダイヤモンドカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で村松学騎手（9戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のレインボーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で村松学騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のウォーターワルツに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

6月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の東北優駿（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で村松学騎手（11戦2勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入った。

7月13日、中5週で迎えた13戦目は、3歳戦のミルキーウェイカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で村松学騎手（12戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のモリユウカザンをクビ差制して3勝目を獲得した。

7月27日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で村松学騎手（13戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るサイレントグリーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月23日、中7週で迎えた15戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は15戦連続で村松学騎手（14戦4勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

11月2日、中5週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のトパーズカップ（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で村松学騎手（15戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、伸びてきたウツミジョーダン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月30日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳地方重賞のウインターカップ（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で村松学騎手（16戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ウツミジョーダンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月21日、中2週で迎えた18戦目は、白嶺賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で村松学騎手（17戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2004年）

1月2日、中1週で迎えた19戦目は、地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で村松学騎手（18戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

4月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で村松学騎手（19戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月4日、中0週で迎えた21戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で村松学騎手（20戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったウツミジョーダンから3馬身差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた22戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で村松学騎手（21戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のダミスターエースをクビ差制して勝利を手に入れた。

5月29日、中1週で迎えた23戦目は、姫神賞（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で村松学騎手（22戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトキオパーフェクトに1馬身1/4の差をつけて6勝目を手に入れた。

6月14日、中1週で迎えた24戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で村松学騎手（23戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカリボラゾンに7馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

7月19日、中4週で迎えた25戦目は、G3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は25戦連続で村松学騎手（24戦7勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた26戦目は、すずらん賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は26戦連続で村松学騎手（25戦7勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた27戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は27戦連続で村松学騎手（26戦7勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた28戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は28戦連続で村松学騎手（27戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョウノブラボーから1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた29戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は29戦連続で村松学騎手（28戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた30戦目は、駒ヶ岳賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は30戦連続で村松学騎手（29戦7勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた31戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は31戦連続で村松学騎手（30戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた32戦目は、地方重賞の早池峰賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は32戦連続で村松学騎手（31戦7勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5歳（2005年）

5月3日、約5か月の休養明けで迎えた33戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は33戦連続で村松学騎手（32戦7勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた34戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は34戦連続で村松学騎手（33戦7勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた35戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の一條記念みちのく大賞典（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた36戦目は、姫神賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（34戦7勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた37戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（35戦7勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月31日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた38戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（36戦7勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた39戦目は、G3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

6歳（2006年）

4月15日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた40戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた41戦目は、エクセレント（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（37戦7勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。