ウメノターボ（1995年生、母ローンテニス）

ウメノターボ（1995年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時7歳）と交配したローンテニスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地25戦6勝2着1回、地方8戦3勝2着1回。2002年の大阿蘇大賞典(ハンデ地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

10月4日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったビューティブラウンにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニッポーキャプテンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（1998年）

7月4日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

8月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月6日、中4週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプレサンラファールに1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

10月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るオーロラマキシマムを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

11月1日、中2週で迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

4歳（1999年）

4月17日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタイフウジョオーに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

6月5日、中4週で迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

10月9日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦3勝）。17頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた15戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦3勝）。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

12月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5歳（2000年）

4月23日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、5歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月28日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた21戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のヤマニンサイボーグに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

7月9日、中2週で迎えた22戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月13日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下のNST賞（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて3着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメジロロンザンを半馬身振り切って6勝目をマークした。

6歳（2001年）

12月10日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた26戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のホッカイアトラスをハナ差制して休養明け初戦を制した。

7歳（2002年）

1月2日、中2週で迎えた27戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中隆仁騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハットトリッカーに4馬身の差をつけて8勝目を挙げた。

1月19日、中1週で迎えた28戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードモナークに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月11日、中2週で迎えた29戦目は、G3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中隆仁騎手（2戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月17日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ地方重賞の大阿蘇大賞典（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中隆仁騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったインタータイムリーから1馬身半差の2着に敗北した。

7月31日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、通潤橋スプリンター特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中隆仁騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

8歳（2003年）

3月25日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた32戦目は、はなみづき特別（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中隆仁騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月23日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた33戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。