ダイヤモンドスター（2000年生、母シライトヒカリ）

ダイヤモンドスター（2000年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「額に輝く菱形の星にちなんで。」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時8歳）と交配したシライトヒカリが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱秀昭。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回、地方10戦6勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額2,800万円（14万×200口）で一口馬主が募集された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月6日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2003年）

7月5日、約8か月の休養明けで迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったスターマキシマムにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフロリアードを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた7戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

12月27日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鈴来直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリノマーキュリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2004年）

7月31日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

8月7日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイガーバッハを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

5歳（2005年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立川特別（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったカイシュウマックスに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

5月15日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のテレビ埼玉杯（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の鎌倉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた17戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の御影特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

6歳（2006年）

1月22日、約7か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上はD.バルジュー騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の節分賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は鈴来直人騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

4月23日、中6週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレビ埼玉杯（東京ダート1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月17日、中8週で迎えた23戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の江戸川特別（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

10月7日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

10月17日、中0週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた25戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、’06メトロポリタンオクトーバーカップ競走（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月23日、中9週で迎えた26戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

8歳（2008年）

1月13日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、武志&香澄祝結婚特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノボエンペラーに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

2月3日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノボエンペラーに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

3月2日、中3週で迎えた29戦目は、だるま夕日特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた30戦目は、飼料高騰に頑張る特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、一般A2（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルファバービーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

9歳（2009年）

1月31日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた32戦目は、お父さん退職記念特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒョウタンジマに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から27kg絞って迎えた33戦目は、早苗特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた34戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、一般Eイ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミツワエンジェルに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月31日、中3週で迎えた35戦目は、一般D5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（7戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマスヒミコを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。