エーブアゲイン（1991年生、母ミムズファンタジー）
Abe Again
1991.03.23
エーブアゲイン（1991年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のWild Again（当時11歳）と交配したミムズファンタジーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は吾田 繁満。戦績は、中央平地13戦5勝2着1回、地方37戦3勝2着4回。1995年の産経大阪杯(G2)で3着に入った他、1995年の中山記念(G2)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
清水利章厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1994年）
2月26日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレオダンヒルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
9月24日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた2戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のホッカイバリーに4馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。
10月16日、中2週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。
10月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキオイスマートに2馬身の差をつけて3勝目を収める
11月27日、中3週で迎えた5戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したアイネスタッチに半馬身届かず2着に敗北した。
12月25日、中3週で迎えた6戦目は、’94フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイネスタッチを自慢の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。
4歳（1995年）
3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（5戦4勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。
4月2日、中2週で迎えた8戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、G2の産経大阪杯（京都芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。
5月13日、中5週で迎えた9戦目は、G3の京阪杯（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。
5歳（1996年）
2月10日、約9か月の休み明けで迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、バレンタインステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルブリッジに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。
3月10日、中3週で迎えた11戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。
6月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。
7月6日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデG3の七夕賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。17頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。
11月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったダービーアールから3/4馬身差の2着に敗北した。
6歳（1997年）
1月4日、中4週で迎えた15戦目は、松竹梅特別（新潟(地)ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のエステージェットに半馬身の差をつけて勝利をモノにする
5月5日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、豊栄記念（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で榎伸彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。
6月7日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般A（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシノキングに1馬身の差をつけて制した。
7月7日、中3週で迎えた18戦目は、一般A（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったシャマードシンボリから2馬身半差の2着に敗北した。
8月3日、中3週で迎えた19戦目は、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。
8月31日、中3週で迎えた20戦目は、地方重賞のみちのく大賞典（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月11日、中5週で迎えた21戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の青藍賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミタカパッサーに2馬身の差をつけて8勝目を獲得した。
11月24日、中5週で迎えた22戦目は、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。
7歳（1998年）
5月23日、約6か月の休み明けで迎えた23戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月21日、中3週で迎えた24戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、姫神賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。
7月19日、中3週で迎えた25戦目は、一般A（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。
8月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマウンドギャロップから3馬身差の2着となった。
8月30日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞のみちのく大賞典（盛岡ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。
9月27日、中3週で迎えた28戦目は、地方重賞の青藍賞（水沢ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。
10月25日、中3週で迎えた29戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、桂樹杯（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。
11月8日、中1週で迎えた30戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。
12月5日、中3週で迎えた31戦目は、一般A（水沢ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は草地保隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。
12月20日、中1週で迎えた32戦目は、一般A（水沢ダート1800m 小雪/重）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。
12月31日、中1週で迎えた33戦目は、一般A（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。
8歳（1999年）
5月8日、約4か月半の休み明けで迎えた34戦目は、一般A（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。
5月22日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた35戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。
6月5日、中1週で迎えた36戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。
6月21日、中1週で迎えた37戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田盛夫利騎手（8戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に敗れた。
7月5日、中1週で迎えた38戦目は、一般A（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で沢田盛夫利騎手（9戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。
7月31日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた39戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で沢田盛夫利騎手（10戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に敗れた。
9月13日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた40戦目は、一般A（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で沢田盛夫利騎手（11戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。
9月24日、中1週で迎えた41戦目は、一般A（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。
10月9日、中1週で迎えた42戦目は、桂樹杯（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（12戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。
10月25日、中1週で迎えた43戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般A（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。
11月6日、中1週で迎えた44戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（13戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。
11月21日、中1週で迎えた45戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（14戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。
12月20日、中3週で迎えた46戦目は、一般A（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（15戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。
12月30日、中0週で迎えた47戦目は、一般A（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（16戦0勝）。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。
9歳（2000年）
4月10日、約3か月半の休養明けで迎えた48戦目は、猿ケ石川特別（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（17戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。
4月24日、中1週で迎えた49戦目は、田瀬湖特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で沢田盛夫利騎手（18戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったチゴハヤブサから3馬身差の2着に敗北した。
5月6日、中1週で迎えた50戦目は、錦秋湖特別（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で沢田盛夫利騎手（19戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。