ナントウジーニャス（2000年生、母テンザンフレンド）

ナントウジーニャス（2000年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋天才、生まれつき優れている」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディアブロ（当時13歳）と交配したテンザンフレンドが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は鹿嶋牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方29戦7勝2着6回。2003年の荒尾商工会議所杯で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木敏一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2002年）

9月11日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/重）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトップネロに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月15日、中8週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず14着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3歳（2003年）

1月7日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったパームスプリングに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月31日、中8週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

7月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のブレーヴジェーンに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月3日、中2週で迎えた10戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のブレーヴジェーンに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月13日、中0週で迎えた11戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカシノグローリアスに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月10日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、3歳オープンの荒尾商工会議所杯（荒尾ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったミッシーシャロムから6馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の肥後菊賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月28日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンサーズクエストから1馬身半差の2着に敗北した。

11月9日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた15戦目は、3歳地方重賞の九州菊花賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（4戦2勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。

12月17日、中4週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた16戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2004年）

1月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

1月20日、中2週で迎えた18戦目は、一般B2 C1（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウセイユキムスメから1馬身差の2着となった。

2月24日、中4週で迎えた19戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月13日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は林陽介騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた21戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のトキメキローマンに2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

9月22日、中5週で迎えた22戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のコウセイユキムスメに2馬身半の差をつけて6勝目を手中に収めた。

10月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、全日本レディース招待天草パールセンター杯（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のハセノアフリートに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月30日、中0週で迎えた24戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったハセノアフリートからクビ差の2着に甘んじた。

11月28日、中3週で迎えた25戦目は、一般B2（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったシゲルガムシャラから4馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中3週で迎えた26戦目は、一般B2（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2005年）

1月2日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた28戦目は、一般B2（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で牧野孝光騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で牧野孝光騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月27日、中8週で迎えた30戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は林陽介騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。