クリストサファイア（2002年生、母リンダトウショウ）

クリストサファイア（2002年5月24日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロブライト（当時8歳）と交配したリンダトウショウが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本健一。戦績は、地方35戦5勝2着3回。2005年の’05桃花賞(牝)に勝利した他、2004年のティンバーカントリー賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本健一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

柳沢好美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

6月9日、デビュー戦は川島雅人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月8日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた4戦目は、2歳（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のカタロニアに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月1日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のマズコに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月13日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月26日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのティンバーカントリー賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島雅人騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイヤサンディに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

12月29日、中8週で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 雪/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったサウンドイモンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2005年）

1月21日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のゆきやなぎ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るジュランを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って制した。

2月3日、中1週で迎えた11戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’05雲取賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンの’05桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアウスレーゼを半馬身振り切って制した。

4月13日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったテンセイフジに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月15日、中4週で迎えた15戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月12日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた17戦目は、ポルックス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったステルスラインに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月16日、中1週で迎えた18戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、トパーズ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のディセンバー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（7戦2勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、アデュー2005賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4歳（2006年）

1月18日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（8戦2勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた22戦目は、観梅賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（9戦2勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた23戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のアクアマリン賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（10戦2勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月15日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、リエンダ賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた26戦目は、ベテルギュース賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月27日、中5週で迎えた27戦目は、冬木立賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

5歳（2007年）

2月7日、中9週で迎えた28戦目は、春告鳥特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた29戦目は、アメジスト賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた30戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、陽春賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月20日、中5週で迎えた31戦目は、朧月賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は納谷和玖騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた32戦目は、新緑賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた33戦目は、アーバンステージさつき賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

7月10日、中6週で迎えた34戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は納谷和玖騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた35戦目は、アンタレス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。