ミヨノグリフィン（1999年生、母ミヨノスマイル）

ミヨノグリフィン（1999年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時9歳）と交配したミヨノスマイルが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）渕瀬ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方27戦10勝2着4回。2002年のすみれ賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

10月7日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2002年）

1月14日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

2月23日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

5月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、エスプリドコウヨウに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月24日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の水野勝成記念in上山（上山ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のルビーワシントンに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月14日、中2週で迎えた9戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（上山ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のレビンスイセイに4馬身の差をつけて優勝

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A2（上山ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は小国博行騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のハーディガーディに5馬身の差をつけて3勝目を収める

11月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の工藤忠昭誕生杯（上山ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のメシマコブに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のすみれ賞（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のイズミオウジャに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月29日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた13戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1390m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、アイアムトップガンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2003年）

1月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1八九（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のイブキオネストを半馬身振り切って優勝

2月21日、中5週で迎えた15戦目は、一般C1四（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアエノジャックを半馬身振り切って制した。

3月20日、中3週で迎えた16戦目は、マーチ特別（大井ダート1190m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったニンブルランサーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月23日、中4週で迎えた17戦目は、一般B3三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、テイエスハツヒメにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月16日、中2週で迎えた18戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（大井ダート1190m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた19戦目は、早乙女賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は吉井竜一騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイキカイフクを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて8勝目を手中に収めた。

7月4日、中3週で迎えた20戦目は、一般B2四（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のシュンプウを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月26日、中2週で迎えた21戦目は、夕凪賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハバナフォンテンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

9月4日、中5週で迎えた22戦目は、ワンダフルナイト賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（8戦5勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイディンワンダーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月26日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の’03ムーンライトカップ（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（9戦5勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のアルデバラン賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井竜一騎手（10戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた25戦目は、スターサファイア賞（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉井竜一騎手（11戦5勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のラストトゥインクル賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉井竜一騎手（12戦5勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のアデュー2003賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井竜一騎手（13戦5勝）。13頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

5歳（2004年）

6月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、アルタイル賞（大井ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井竜一騎手（14戦5勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

7月25日、中5週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた29戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の赤富士賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた30戦目は、サザンクロス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉井竜一騎手（15戦5勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のセプテンバー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（16戦5勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた32戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、あおなみ線開通記念（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月22日、中1週で迎えた33戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、オパールオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた34戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、りんどう特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。