ムーンシャイナー（1986年生、母シンオーギ）

ムーンシャイナー（1986年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリードワンダー（当時8歳）と交配したシンオーギが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地14戦2勝、地方19戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

6月11日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は528kg。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルマイソロンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月6日、中5週で迎えた3戦目は、4歳以上400万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4歳（1990年）

3月31日、約8か月の休み明けで迎えた4戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

4月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り小雨/良）に出走。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず17着に終わった。

5月27日、中4週で迎えた6戦目は、押田年郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月16日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で押田年郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で押田年郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイシンカンサイに4馬身の差をつけて2勝目を収める

7月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で押田年郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

8月12日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の桑名特別（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

5歳（1991年）

7月21日、約10か月半の休み明けで迎えた13戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

12月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、原口次夫騎手を鞍上に迎えて、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた16戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で原口次夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（1992年）

1月6日、中1週で迎えた17戦目は、B2ニ（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で原口次夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のラニングサーペンに3/4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

1月31日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、白梅特別（名古屋ダート1600m 雨/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月14日、中1週で迎えた19戦目は、B2イ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサンダースパークに1馬身半の差をつけて制した。

3月1日、中1週で迎えた20戦目は、さくら草特別（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた21戦目は、すみれ草特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のスクープマンに3馬身の差をつけて5勝目を手にした。

4月16日、中2週で迎えた22戦目は、チューリップ特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったオーゴンマーチから2馬身差の2着に敗北した。

4月23日、連闘で迎えた23戦目は、マーガレット特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマトチヨフジからアタマ差の2着に甘んじた。

5月5日、中1週で迎えた24戦目は、青葉賞（中京(地)芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で児島真二騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた25戦目は、紅バラ特別（名古屋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で児島真二騎手（7戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のクリノヤマトに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月12日、中1週で迎えた26戦目は、パール特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で児島真二騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアンダープリンスに2馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

7月24日、中5週で迎えた27戦目は、ルビー特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で児島真二騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマトチヨフジから1馬身半差の2着に敗北した。

9月4日、中5週で迎えた28戦目は、サファイヤ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で児島真二騎手（10戦4勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた29戦目は、ゴールド争覇（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で児島真二騎手（11戦4勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、オパール特別（中京(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で児島真二騎手（12戦4勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月3日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた31戦目は、東海菊花賞（名古屋ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で児島真二騎手（13戦4勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月17日、中1週で迎えた32戦目は、東海キング（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で児島真二騎手（14戦4勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のウィンキャリィに5馬身の差をつけて8勝目を手にした。

12月9日、中2週で迎えた33戦目は、ターコイズ特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で児島真二騎手（15戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に敗れた。