クレバーアレース（2009年生、母クレバージーン）

クレバーアレース（2009年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の神名」。毛色は鹿毛。種牡馬のエアジハード（当時14歳）と交配したクレバージーンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（株）ミリオンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方22戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の門別ライオンズクラブ特別(一般B32 C11)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ミリオンファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田邊正明によって735万円で落札された。

栗林徹治厩舎（西脇）へ入厩。

3歳（2012年）

6月26日、デビュー戦は田中学騎手を鞍上に据えて、3歳C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は477kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグドラックハーバーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、3歳以上C2（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のモエレネイションを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

8月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい6着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したアルビジンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るゼロファイターを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月16日、中7週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4歳（2013年）

1月20日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

9月12日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、静内ライオンズクラブ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた12戦目は、日高山脈賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた13戦目は、藤袴特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサンモリッツに2馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

10月23日、連闘で迎えた14戦目は、優駿ビレッジアエル特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ヘレンドビジューにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月6日、中1週で迎えた15戦目は、AIR-G’特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月13日、連闘で迎えた16戦目は、JAひだか東うらかわ和牛賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビービーカイザーに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

5歳（2014年）

4月23日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、むろらん3大グルメ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂下秀樹騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラインペリアルに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた18戦目は、Ribbon100周年特別（門別ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂下秀樹騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月21日、中1週で迎えた19戦目は、ひなげし特別（門別ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂下秀樹騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のカネマサハヤブサを3/4馬身振り切って6勝目を掴み取った。

6月4日、中1週で迎えた20戦目は、釧路定置トキシラズ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で坂下秀樹騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ライプメインに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた21戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で坂下秀樹騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた22戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた23戦目は、輝け日高胆振農業特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

8月26日、中5週で迎えた24戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、美唄焼き鳥誕生61周年記念特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、テレフォトグラフにハナ差交わされて2着となった。

9月10日、中1週で迎えた25戦目は、門別ライオンズクラブ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカネマサハヤブサに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。